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パンダアップデートでGoogleが気にかけている項目の1つにサイトの信頼性・信用性があります。
信用度が高いかどうかを判断するために具体的にどんな要素を見ているのかについてWebmasterWorldでディスカッションがありました。
※スレッド自体はパンダアップデートに限定せず「信頼できるリンク先サイト」の条件として話し合われています。
フォーラムメンバーたちが挙げた要素をまとめます。
サイトの信用性を判断するための要素 10+9個
- プライバシーポリシー
- 物理的な住所
- フリーダイヤル
- コピーライト表記(年が更新されているか)
- 情報開示方針
- 再配布方針
- About us(会社案内)
- 問合せページ
- 電話番号と住所、運営者の名前
- 本物であることを示す手がかりとなるページ(たとえば採用募集や返金・返品方針)
こちらは内部SEO的な要素です。
- SEO系のプラグインによって挿入されたHTMLのコメントやタグ
- CMSが古いバージョンであることを示す<meta generator=””>タグ
- 特定の信頼性のあるサイトへの発リンク
- “悪しき隣人”(スパムサイト)への発リンク
- ページに共通のあり方やユニーク性
- リンク切れの数
- そぐわないタグ
- ほかのサイトにはないオリジナルの画像
- 中身のないアフィリエイトサイトに関係するJavaScriptやリンク
1つ目のセクションの項目は企業サイトではどれも重要ですね。
実在することを示す住所や会社案内、(きちんと機能する)問合せページは必須です。
会社情報がないショッピングサイトでクレジットカードの情報を送信したくなりますか?
フリーダイヤルや返金保証はサイトのジャンルにもよるでしょう。
運営者情報を示す会社案内や問い合わせ手段をはじめコピーライトの年が最新になっていることも含めて、1つめのセクションの多くはGoogleが検索結果の品質を評価するために作成したガイドラインに書かれていることばかりです。
したがって信ぴょう性が高そうだと僕は感じます。
2つめのセクションはパンダよりもペンギンアップデートが見ていそうな要因にも思えます。
そうは言っても、Googleから見たらサイトの信用性を測る要素にしていると考えて不思議はありません。
この記事で挙げた、サイトの信用性を知るためにGoogleが見ているかもしれない19個の要素のうちあなたのサイトはいくつを満たしていましたか?
【UPDATE】
記事公開した後に以下のことに気付きました。
質が高いコンテンツを提供していて信頼性のあるサイトはこういった要素を当然満たしているはずです。
信頼度の高いサイトに見られる共通の要素だからといって、それならばそれを実行すれば必ずしも信頼度が上がるとは限らないでしょう(もちろん上がるかもしれないけれど、これだけでは結論付けられない)。
いわゆる「相関関係と因果関係は違う」というやつです。
たとえばプライバシーポリシーページや会社案内ページを作ったからといってそれだけで単純にGoogleへの信頼度が上がるとは思えません。
そうは言っても、これらの要素、特に1つめのセクションの10個が“きちんと”整っていれば(Googleではなく)ユーザーからの信用を得られやすいことは間違いとも思います。