High RankingsのCEO、Jill Whalen(ジル・ウェイレン)氏が、ローカルSEOにはどんなTIPSがあるかを彼女のTwitterのフォロワーに尋ねました。
十数個のリプライが返ってきています。
そのなかから、「これは効果を期待できるかも」と僕が感じたものを7つピックアップします。
● 完全な住所と連絡先をサイトのすべてのページに掲載する
これは理にかなっている気がするし、ユーザーにとっても親切ですね。
● サイテーション
“サイテーション”についてはこちらで。
● 名前・住所・電話番号などの会社・店舗情報の統一。省略語を使わない。Contact US(問い合わせ)ページに住所を掲載する。
会社名や住所などはいろいろなパターンを使うのではなく1つに固定したほうがよさそうです。
「新宿区新宿1-1-1」と「新宿区新宿1丁目1番地1号」や「03-1234-5678」と「(03)1234-5678」を併用しないほうがいいということです。
Googleは両方を同じものとして認識してくれるはずですが、絶対とは言えないかもしれないので混乱の元を作らないでおくに越したことはないですね。
「Boulevard」(◯◯通り)を「BLVD」と記載するような省略語も良くないと言っています。
日本の住所表記で用いられる省略語ってありますっけ?
ちょっと思い浮かびませんでしたが、もしあるとしたら正式な名称を使ったほうがいいのかもしれません。
● Googleプレイスの情報をできるかぎりすべて登録する。
すべてを登録しても上位表示に有利に働くことはないようですが、限られたケースで、ある種の検索に対しては登録した情報が関連性を増す要素として使われる可能性があります。
詳しくは、Web担当者Forumに投稿した記事をご覧ください。
● 地域の検索を表す語句をコンテンツに入れる。
コンテンツにローカル検索で使われそうなキーワードを含めるのは妥当ですね。
● 本当のレビューをGoogleプレイスに書きこんでもらう。
レビューもランキングに関わっていると思われますが、自作ややらせは禁止です。
悪質だとアカウント削除されるかもしれません。
「何かと引き換えにレビューを書いてもらう」というのもNGです(見つかると削除されます)。
Googleプレイス ヘルプの『クチコミの投稿ガイドラインとポリシー』をよく読んでおきましょう。
お客さんが自発的に書き込みたくなるような状況を作りだせるといいですね(どんなふうに作り出すかは、あなたの仕事です)。
● LinkedInに会社情報を掲載する。
“LinkedIn”(リンクトイン)は世界最大のビジネスに特化したSNSです。
この情報をツイートした人はパンダ・アップデート以降、順位がグンと上がったとか。
LinkedInは日本では馴染みが薄いですが、登録も利用もできるので試してみるといいかもしれませんね。
サイテーションの獲得以外は、どれもすぐに実行できる施策ばかりです。
プレイス検索の上位表示はこれといった得策がないので、さっそく試してみましょう。
P.S.
ローカルSEOを「MEO」と呼ぶ人がいるようですね。
“Map Engine Optimization”(地図エンジン最適化)での略ですか、これって?
誰が初めに言い出したのか分かりませんが、なんだか違和感のある(和製)英語なので僕は使いませんし、普及してほしくない。w