新しいページランクのアルゴリズムを解析

ページランク算出公式GoogleツールバーのPageRankがアップデートしたばかりですが、この記事はツールバーのPageRankの話ではありません。

GoogleのSearch Quality teamのUdi Manber氏は今年の1月に、PageRankのアルゴリズムに対して重要な変更を行ったことを、Google公式ブログで明らかにしました。

この変更から半年が経過したということで、WebmasterWorldのアドミニストレータ、tedster氏がどのような変化があったかを分析しています。

以下が、tedster氏が推測した6つのPageRankのアルゴリズム変更です。

  1. 同じページにある内部リンクと外部リンクは、PageRankを等しく分け与えない。
  2. PageRankは、テンプレートのメニュー、フッター、ヘッダー、メインコンテンツのどこにリンクが現れるかで重みが変わってくる。
  3. 1つのページから、同一のURLに向けられた複数のリンクは、PageRankを同じ価値だけ得られないようだ。1本しかカウントされないか、2本目以降は若干評価を下げられるっぽい。
  4. サイト中に貼られた外部リンクは、受け渡すPageRankを弱められているかもしれない。特にブログロールについて、そう感じる。
  5. Googleが「関連性がある」とみなしたサイト同士のリンクは、著しく評価を下げられている。あるドメインとそのサブドメインの間のリンクはどうかというと、もちろんPageRankを等しく与えられていない。

補足します。

まず、ここでいうPageRankは、Googleツールバーの緑のゲージで表される数値ではなく、ウェブページが持つ評価、パワーです。

内部リンクと外部リンクは、等分割してPageRankを渡さないようです。
Googleは、PagreRankの分配に関しては内部リンクと外部リンクを区別しているとうことです。

リンクは現れる場所によって評価が変わるようです。
たとえば、フッターに羅列したリンクは効果がほとんどないとtedster氏は別のスレッドで解説したことがあります。

1つのページから同じURLに向けて複数のリンクを貼った場合は、最初のアンカーテキストしか評価しないというのはこのブログでもたびたび取り上げています。

「ブログロール」というのは、いわゆる「お気に入りリンク」です。
ブログのサイドバーにあるお気に入りリンクは、すべての個別ページに表示されます。
個別ページの数だけリンクが張られる計算になりますが、それは妥当ではないですね。
逆にサイドバーに大量のリンクを張ることは、ペナルティを受ける可能性もあるようです。

最後はドメイン間のPageRankの受け渡しについてです。
「関連性のある(Related)」と表現していますが、サイトの所有者・管理者が同じという意味のようです。
リンクの張り方・張られ方から(IPアドレスも?)、サイトの所有者が同じかどうかを割り出して、同一所有者のサイト間のリンクは、PageRankを弱められているというのです。

2つの事例での検証結果だとコメントしています。

また、サブドメイン間のリンク(例:www.suzukikenichi.comとsub1.suzukikenichi.com)も評価を下げられているようですね。
こちらは、分かる気がします。

ここで述べた6つのアルゴリズム変更は、あくまでもtedster氏が独自に分析した結果を報告したものです。
自分の分析についてどう思うか意見を聞いているので、絶対正しいということではありません。

そうは言っても、僕からしてみたらtedster氏は最高のSEOスペシャリストなので、すべて信じてしまいます。(笑)