[対象: 中〜上級]
Googleは、サイトを移転する際の手順と推奨事項、注意点を解説したヘルプを更新しました。
今までと比べて、非常に詳細に書かれた内容になっています。
[サイトを移動、移転、または移行する – ウェブマスター ツール ヘルプ]
この記事を公開する時点では英語版公式ブログでしかアナウンスされていませんが、ヘルプはすでに日本語化されています(重要なニュースなので、日本語版公式ブログでも早ければ今日にでもアナウンスされるでしょう)。
Googleが推奨するサイトの移転方法
サイトの移転(サーバーの移動、ドメイン名の変更)には、大きく分けて次の2パターンがあります。
- URL の変更を伴わないサイト移転
- URL の変更を伴うサイト移転
ヘルプではそれぞれのパターンに応じた移転のプロセスを解説しています。
URL の変更を伴わないサイト移転
- 新しいホスティング インフラストラクチャを準備する
- サイトの移転を開始する
- サイトの移転を開始する
- シャットダウンする
URL の変更を伴うサイト移転
- 新しいサイトを準備して、全体をテストする
- 現在の URL から対応する新しい形式への URL マッピングを準備する
- 元の URL から新しい URL にリダイレクトするようサーバーを設定して、サイト移転を開始する
- 元の URL と新しい URL 両方のトラフィックを監視する
スマートフォン向けサイトのURL変更
またサイト移転のヘルプとは別に、スマートフォン向けサイトのURL変更に関しても詳細なドキュメントを公開しました。
[スマートフォン サイトの移行ガイドライン – Webmasters — Google Developers]
こちらはまずURLの移行パターンを3つに分けています。
そしてそれぞれのなかで、Googleが推奨する3つのモバイルサイト構成に応じた手順を解説しています。
複数の URL から 1 つの URL へ移行する
- レスポンシブ ウェブ デザイン
- 動的な配信
同じ URL で設定を変更する
- 動的な配信からレスポンシブ ウェブ デザインに変更する
- レスポンシブ ウェブ デザインから動的な配信に変更する
同じ URL から別々の URL に移行する
- 動的な配信から別個の URL に移行する
- レスポンシブ ウェブ デザインから別個の URL に移行する
必ずヘルプの一読を
更新されたヘルプドキュメントには必ず目を通しておきましょう。
人によってはやや難し目のところがあるかもしれませんが、SEOをきちんと考慮したサイトの移転方法がこと細かに書かれています。
一般のサイト管理者がサイトの移転を実施することはめったにないことです。
したがってあなたが一般のサイト管理者なら、ざっと眺めておくだけでもかまいません。
サイト移転の場面が実際に訪れたら、そのときに見なおせばいいでしょう。
もしあなたがSEOコンサルタントのようにSEOをビジネスにしているなら、サイト移転に立ち会う機会はずっと増えるはずです。
早いうちに時間を確保して読み、確実に理解しておくことをおすすめします。