Google画像検索にクロール・インデックスさせるには静的HTMLページに画像を埋め込んだほうがいい

[対象: 初級]

画家のイラスト

「画像をクロール、インデックスさせて画像検索に表示せたいのであればその画像のために静的なHTMLページを作った方がいい」とGoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏が英語版ウェブマスター向け公式ヘルプフォーラムでアドバイスしました。

loading images like that (using AJAX/JSON) is going to make it very hard for us to index those images properly (Sitemap or not).  While it’s possible that we might be able to pick up a page with an image that’s pulled in via JavaScript, I imagine it will be extremely hard for us to pull in slide-shows like that. My recommendation – if you want to have your images indexed for Image Search – is to create static HTML pages for these images, so that they can be crawled and indexed individually (when doing that, you could also add more information per image, to make it easier for our systems to pick up the right context). Our algorithms are getting better and better at processing JavaScript, but especially if you really want to be certain that it can be processed, I’d recommend using normal HTML instead. 

そんなふうにAjaxやJASONを使って画像を読み込むようにすると私たちが画像を適切にインデックスするのを難しくしてしまう(サイトマップがあってもなくてもだ)。Javascript経由で引っ張ってくる画像があるページを取得することはできるかもしれないけれど、そんなふうなスライドショーで取得するのはきわめて困難だ。

画像検索に画像をインデックスさせたいならその画像のために静的なHTMLページを作成することを私は推奨する。そうすれば画像が個別にクロール、インデックスされる(そうする際には、私たちのシステムが正しいコンテキストを取得しやすくなるようにより多くの情報を画像ごとに付け加えることもできる)。

私たちのアルゴリズムはJavascriptをどんどん上手に処理できるようになってきているけれど確実に処理させたいのであればJavascriptでの代わりに通常のHTMLを使うことを勧める。

ミューラー氏が対象にしていたのはスライドショー形式で画像を切り替えて表示する仕組みのサイトでした。

サイト管理者はフォトグラファーのようですね。
ファンシーで美しいサイトですが、Javascriptで写真を表示させているようでテキストもほとんど存在しません。

GooglebotはJavascriptを実行できるようになっているけれどそれでもHTMLの方が確実にクロール、インデックスできるということのようです。

表現の美しさを考慮するとJavascript/Ajaxを使いたくなりますが、SEOを考えると今の時点ではどんな場面でも適しているとは言えなさそうですね。

画像検索のためには画像が埋め込まれた静的なページを準備することが推奨されます。
※注意: ここでいう「静的」というのは拡張子.htmlのファイルを作るということではなくて画像を載せた固定のページを作るということです。システムを組んで動的にページを生成してもなんら問題はありません。

画像検索のSEOについては過去記事も参考にしてください。