[対象: 初〜中級]
10月24日に開催された英語版オフィスアワーで、スイスGoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏が検索順位が上下変動を頻繁に起こす理由について説明しました。
次の4つの可能性をミューラー氏は挙げています。
- パーソナライズ/ロケーションの影響
- 新しい、ホットなトピック
- 技術的な問題
- 評価が確定してない
順に解説します。
パーソナライズ/ロケーションの影響
パーソナライズ検索(プライベート検索)の機能により、その検索ユーザーの検索履歴やソーシャルでの繋がりなどに合わせて検索結果が変わることがあります。
また検索ユーザーがいる物理的な場所によっても検索結果が変わることがあります。
これらは常に機能しています。
これはおなじみですね。
新しい、ホットなトピック
突然たくさん検索されるようになったニュース的な新しいトピックに関するコンテンツがあって、ユーザーの役に立つと判断したら(本来よりも)多少高い順位にそのページを表示するかもしれません。
ミューラー氏によればそういうアルゴリズムがあるとのことです。
フレッシュネスアルゴリズムやQDFのことですかね。
技術的な問題
noindexが記述されていたり、404を返していたりすると検索結果から完全に消えることがあります。
またサーバーが反応しなかったら、順位が上がったり下がったりすることがあります。
検索結果に表示されなくなると「ペナルティを受けた」と条件反射する人が多いのですが、技術的な問題によるものが実は大半だとGoogleの人が言っていました。
サーバー設定が原因で起こりがちな9つのトラブルをGoogleが解説したこともあります。
クロールエラーが急激に増えるとウェブマスターツールのレポートに出るし、警告メッセージが届きますね。
評価が確定していない
そのページが、検索結果の1ページ目に表示されときに本当に1ページ目にふさわしいかどうかをアルゴリズムが考えている最中。
最終的な評価がまだ定まっておらず、いわば検索結果の1ページ目と2ページ目のボーダーラインに立っている状態です。
興味深いアドバイスをミューラー氏は加えます。
「うん、このページは検索結果1ページ目にふさわしい」とアルゴリズムがはっきりと言い切れるように、サイトがもう少し良くなるように多少改善することが必要なこともある。
「関連性が高いコンテンツであることをGoogleに確信させるためにプッシュしなさい」ということです。
SEOにも”押し”が大切なようです。(笑)
パーソナライズやロケーションによるカスタマイズはどうしようもありません。
最新トピックも基本的には何もできないでしょう。
技術的問題はすぐに対処すべきです。
評価未確定はもう一歩何かアクションを起こしたいですね。