有料リンクに対して厳しいスタンスを取り続けるGoogle。
Google Webmaster Central Blogに、『Information about buying and selling links that pass PageRank』というポストタイトルで、リンク売買に関する記事が投稿されました。
2人の投稿者にる記事で、そのうちの1人はMatt Cutts氏です。
Matt Cutts氏がGoogleの公式ブログで記事投稿することは、それほど多くありません。
Webmaster Central Blogのこの記事には、リンク販売に対する質問や賛否両論のコメントが寄せられていて、ほぼすべてに対してMatt Cutts氏はコメントしています。
気になる内容ですが、かなり長いので訳すのはやめておきますが(笑)、ようは「リンクの売買はとにかく禁止。ダメなものはダメ。」ということです。
リンク売買は、グーグルのウェブマスター ガイドラインに違反し、検索結果に「Inaccuracies(不正確さ)」と「Inequities(不公平さ)」をもたらすというのが理由です。
リンク売買は、PageRankのダウンや検索結果のダウンというペナルティが課せられます。
リンク売買を禁じているのは、GoogleだけではなくYahoo!やMicrosoft(MSN)も同じです。
有料リンクには、「rel=”nofollow”」属性を付けるか、インデックスされない中間ページへのリダイレクトを使うように、指示しています。
ただ、正統な有料リンクと規約違反の有料リンクの違いを判断することは、簡単なことではありません。
記事によれば、Googleは、アフィリエイトリンクとバナー広告について高い精度で認識できるようになったそうです。
しかし、有料リンクはそう簡単には判断できません。
有料リンクの検出には、人間の目による調査が入っているという線が濃厚です。
ユーザーからの有料リンク報告を受けたサイトが、ガイドラインに違反したリンクを販売しているかどうかを目視してチェックしているようです。
PageRank操作やランキングアップを目的にしたリンク販売を、問題視しているということになります。
お金の力で、PageRankや検索結果が変わってしまうことは、Googleにとってもユーザーにとっても好ましいことではないので、リンク売買に目を光らせるのは間違ってはいませんね。