Googleは、アメリカでの2007年における携帯電話やPDFなどのモバイル端末を利用した検索データに関するレポートを公表しました。
Dechipering Trends In Mobile SearchというタイトルのPDFファイルが、入手可能です。
▼検索カテゴリのトップ5
▼2005年と2007年の統計データ比較
データから判断される特徴は、次のとおりです。
- 平均的な検索キーワードの数は、2.56
- ほとんどのユーザーは、検索結果の1ページ目で必要な情報を見つけるか、そうでなければそこで検索をストップし、次のページを見ない。
- Adult(アダルト)関連検索の増加。
- 検索キーワードは、きわめて多種多様。ユーザー層が、幅広くなったためと推測される。
- 検索結果表示後のクリック数の増加。表示性能の向上や通信速度の上昇が原因と推測される。
- 検索キーワードの入力時間の減少。端末機器のキーボードが使いやすくなったためと推測される。
- 1度のセッション(接続)での検索回数の増加。
このレポートは、アメリカのユーザーの行動パターンの統計なので、そっくりそのまま日本に当てはまるわけではありませんが、参考にはなるでしょう。
アダルト関連の検索が多いのは、日本でも同じなんじゃないかと思います。(笑)
WematerWorldのフォーラムではアドミニストレータのTedster氏が、「ローカルサーチの割合が少なかったのに驚いた」とコメントしています。
携帯電話の検索では、今いる場所の情報を求める人が多いと想像していたからでしょう。
端末機器の性能アップで、普通のPCとほとんど変わらない使い方がされているからかもしれませんね。
日本では、auが、「EZweb」のポータルサイトの検索にGoogleを導入し、GoogleのGmailを利用したメールサービスの「au one メール」の提供を始めています。
モバイル向けAdSenseも登場していますし、日本の携帯市場でのGoogleからも目が離せません。