[対象: 全員]
SEOのキーワード調査に欠かせないGoogle AdWordsのキーワードツールを間もなく利用できなくなります。
キーワードツールの役割はキーワードプランナーというツールが引き継ぎますが、Google AdWordsのアカウントへのログインが必要になります。
外部向けキーワードツールの終了予定
外部向けのキーワードツールにアクセスすると下のキャプチャにあるメッセージが表示されます。
今後数か月以内に、外部向けキーワード ツールはご利用いただけなくなります。キーワード候補を取得するには、AdWords アカウントにログインして、キーワード プランナーをご利用ください。
内容はメッセージそのままです。
具体的な期限こそ明記していないものの、外部向け、つまり誰でも使えるAdWordsのキーワードツールの提供は数ヶ月以内に終了します。
今後はキーワードプランナーを、ただしAdWordsアカウント必須
キーワードツールがなくなって、キーワード調査ができなくなるわけではありません。
キーワードツールが持っていた役割は、キーワードプランナーが引き継いでいます。
キーワードプランナーを使うと、検索ボリュームをはじめとしたキーワードの統計情報とともに、トラフィックの見積もりデータも取得できます。
ただしキーワードツールとはいくつかの点で違いがあります(詳しくは公式ヘルプを参照)。
キーワードツールとの違いよりも、もっと大きな問題があります。
それはGoogle AdWordsのアカウントが必要だということです。
キーワードプランナーはAdWordsのなかで利用できるツールです。
つまりAdWordsにログインしていないと使えません。
重要なのでもう一度繰り返します。
AdWordsへのログインが必須です。
Googleアカウントへのログインではないので注意してください。
ツールを使いたいならAdWordsアカウント開設の準備を
キーワードツールはもともとAdWordsの広告主のためのツールです。
でもSEOのキーワード調査にも大活躍するツールなのはご存知のとおりです。
外部向けキーワードツールが使えなくなったとしても、AdWordsのアカウントを所有していればまったく問題ありません。
しかしSEOのためだけにキーワードツールを利用していた人で、AdWordsアカウントを持っていなかったとしたら、間もなくキーワードツールを完全に使えなくなります。
もっともAdWordsアカウントの開設は、基本的には誰でも可能なので大きな障害にはならないはずです。
とはいえ、AdWordsは有料の広告サービスなので、氏名や住所、クレジットカード・銀行口座など支払い情報の登録が必要になってきます。
言い換えれば、身元を伏せた匿名でのキーワードリサーチが今後はできなくなります。
外部向けキーワードツールをGoogleが廃止する理由はわかりません。
ツールを単に統合するためなのか、身元のはっきりしたユーザーにだけツールを提供する方針に変えたのか、誰が何をどのくらい調べているのかを確実に把握したいのか、いろいろな推測ができます。
いずれにしても、Google製のキーワードツールを今後使うには、AdWordsアカウントが必要になることを認識してきましょう。