[対象: 上級]
Google+ページのプロフィール写真を表示するGoogleの検索結果が見つかりました。
発見したのは、Ross Hudgens(ロス・ハッジェンス)氏です。
著者情報ではなく企業のプロフィール写真を表示
Google+の個人ユーザーのプロフィール写真は、著者情報の設定によって検索結果に名前とともに表示させることができます。
しかし今回発見されたのは、企業やお店、組織、団体、ウェブサイトなどが開設できるGoogle+ページに設定されている写真の表示です。
顔の写真が写っているので一見ると著者情報のようですが、リンク先はGoogle+ページになります。
rel=”publisher”の設定が理由ではないらしい
組織や団体のサイトとGoogle+ページを結びつけるにはrel=”publisher”を利用します。
ところが、Google+ページのプロフィール写真が検索結果に表示されたサイトは必ずしもrel=”publisher”を設定していませんでした。
共通していたのは、Google+ページとウェブサイトの接続リンクが承認されていたことです(つまり、なりすましではなく本物ですよという証明ができている状態)。
テスト? 手違い?
Google+ページのプロフィール写真が表示されていることを僕が知ったのは、先週金曜日の早朝です。
このときは、自分でも再現できて確かに表示されていることを確認しました。
ところが、今はもう出てこなくなっています(なので、自分でキャプチャし損ねた)。
どうしてでしょうか?
2つの可能性を僕は疑っています。
1. テスト
個人を対象にした著者情報だけでなく、組織・団体の運営者情報も検索結果に表示するテストを限定的に実行していた可能性が考えられます。
rel=”publisher”の利用は今のところ予定していないと5月の時点でGoogleはコメントしていました。
でも利用する価値があるかどうかを確かめるテストを始めたとしても不思議はありません。
2. 手違い
もう1つの可能性として考えられるのは、想定外の動きです。
Google+ページといえど、検索結果に表示されたのはいずれも「人の顔の写真」です。
キャプチャで見せた2つの例のほかにも、プロフィール写真が表示された検索結果が数例あります。
それらも人(復数の人もあり)が写っている写真でした。
著者情報に設定する写真は顔写真である必要があります。
適切な顔写真でないと、検索結果には著者情報は通常は出てきません。
Google+ページだけれど、顔写真を使っていたために著者情報と誤認識してしまったのではないかとは考えられないでしょうか?
で、Googleのなかの人が気付いて「やべっ」と急いで修正したとか。
今後もまた発見されたのであれば、テストの可能性が高そうではあります。
テストであって、最終的に実装されるのであれば、今のうちにrel=”publisher”を設定しておくのもいいかもしれませんね。
たとえ実装されなかったとしてもマイナスなことはないですし。