Googleは、ウェブ検索の結果ページに現れる地図表示の形式を変更しました。
これまでは地図そのものが検索結果に差し込まれていました。
新しい形式では、プレイスページ情報とともに個別にリスティングしてウェブ検索結果と統合しています。
従来は、「場所」に関係すると判断されたローカル検索では近辺の地図と上位7件の店舗や会社がリストされる、いわゆる“7パック”がユニバーサル検索として差し込まれていました。
しかし新しいプレイス検索では、7パックは消えて通常の検索結果に個別に挿入されています。
プレイスページに登録されている写真や所在地・電話番号が表示され、プレイスページとレビューへのリンクが設置されてるのが分かります。
地図は右上に移動し、画面をスクロールするとフロートして一緒に着いてきます。
左メニューにあった「地図」は「プレイス」に置き換わり、「プレイス」を選ぶとプレイス検索だけに絞り込めます。
場所を示すキーワードを含んでいないときに選択すればローカライズ機能が働き、近辺の情報だけを表示します。
7パックが消滅したことで、クリック率に影響が出てくるかもしれません。
上がるか下がるかは順位による気がします。
7パックの上位に位置していたなら、通常の検索結果エリアに埋め込まれたプレイス結果は検索結果ページの上の方に表示されるのでクリック率は上がりそうです。
しかし7パックの下位に位置していたら、プレイス結果は検索結果ページのずっと下に追いやられてしまい、Above the FoldからBelow the Foldに消えてしまいます。
クリック率は下がるでしょう。
プレイスページを持たない通常のウェブ検索に出るページは、ずっと下に位置してしまい見向きもされなくなるかもしれません。
プレイス検索の導入にあたってアルゴリズムを改良したそうです。
Google地図検索はスパムにやれれることも多かったのですが解消が期待できます。
プレイス検索は、日本を含む世界中の40以上の言語で今後2,3日をかけて導入が進みます。
ちなみに僕の環境ではまだ導入前だったのでテスト用のパラメータを付けて確認しました(プレイス検索の上部に「試験運用」のメッセージが入ってますねw)。