Googleが、Inside AdWordsで、新しいキーワードツールを公開したことをアナウンスしました。
新ツールの名称は、「Search-based Keyword Tool(サーチ・ベース キーワード ツール)」といいます。
サイトのURLを入力すると、そのサイト内のキーワードを抽出し、月間検索数、アドワーズ広告の競合度合い、推奨入札価格などを表示します。
サイトのURLにプラスしてキーワードを入れると、指定したキーワードを含んだサイト内のキーワードを探し出してくれます。
カテゴリごとに絞り込みすることも可能です。
Search-based Keyword Toolは、本来はGoogle AdWords広告主用のキーワードリサーチツールで、自分のサイトのコンテンツに含まれているにもかかわらず、見過ごして入札していなかったキーワードを発見するために利用します。
AdWordsアカウントでログインした状態で自分の登録サイトを調べたときは、すでに設定しているキーワードは表示されません。
自分が所有していないサイトを調べたときは、すべてのキーワードを最大で100個まで表示します。
対象のサイトがどのキーワードで入札しているか分かるのは、相手からしてみたら戦略が見えてしまうことになるので、Googleは隠しているわけです。
逆に考えれば、自分がどんなキーワードで広告を出しているかは、このツールだけでは競合には知られる心配はありません。
インターフェイスは英語ですが、「Settings」から言語と国・範囲を設定することで、日本サイトの日本語もリサーチできます。
ただし、英語サイトに比べて情報量が足りていないのか、データが少ない場合やおかしなキーワードが出てくる場合も多いです。
とはいえ、上手に使えばいままで見逃していたお宝キーワードが発見できるかもしれません。
月間検索ボリュームが表示されるようになったGoogleキーワードツールも重宝するツールですが、Google Search-based Keyword Toolも使いこなせば頼もしい見方になってくれそうです。