Googleは、Twitterをはじめとしてブログ記事やニュース記事、FacebookやMySpaceなどのソーシャルネットワークサイトから最新の情報を検索結果に表示するリアルタイム検索を、昨年の12月に開始しました。
僕も含めて、目の前で検索結果がスライドしながら更新していくのを見て驚いた人も多いでしょう。
※Googleが、中国からの撤退を検討していることをアナウンスしたためホットなトピックになっています。
先日サンフランシスコで発生した地震で、そのスピードの速さはよりいっそう鮮明になりました。
今のところGoogle.comだけでの導入になりますが、今後各国版に対応していくものと思われます。
リアルタイム検索の主な結果はTwitterのツイートです。
どのようなアルゴリズムでツイートの表示順位が決まるのでしょう?
ひとつの鍵を握るのは「フォロワー数」です。
フォロワーの数が多いユーザーのツイートは、評価が高くなるのです。
Google FellowのAmit Singhal(アミット・シンガル)氏がTechnology Reviewとのインタビューで明らかにしました。
フォロワーの数に応じてユーザーを評価するというのは、リンクの数に応じてページを評価するPageRankと類似したものになります。
「多くのリンクが集まるページは有益なページ」 = 「多くのユーザーがフォローするユーザーは有益な情報を発信している」
このような考えに基づくようです。
またPageRank同様に、単に数が多ければよいというものではなく、評価の高いフォロワーからフォローされることも大切な要素になります。
PageRankで言えば、「オーソリティサイトからの1本のリンクは、ジャンキーな自作自演サイトからの100本のリンクに勝る」、こんな感じでしょう。
“フォロワー数の多いフォロワーからのフォロー”が重要ということです。
(↑、ややこしいですが分かりますか?)
フォロワーが2、3人しかいないユーザーからいくらフォローされても、たいして評価されないということですね。
つまり、自作自演フォローはムダということです。
ということで、あなたも僕のTwitterアカウントをフォローしましょう。(笑)
もっとも、フォロワー数だけが絶対の基準ではなく重み付けをする1つの基準に過ぎません。
こちらもPageRankですべてが決まるわけではないウェブ検索と同じですね。
手当たりしだいにフォローしてフォローバックを狙うスパム行為はやめましょう。
(フォロー数とフォロワー数の比率やリストへの登録数なんかを見ててもおかしくないですね)
P.S.
なおここでいう「評価」とは、Googleの検索結果の順位に与える評価という意味であって、ユーザーのツイートの内容が高尚だとかくだらないとかそういう意味ではありません。
Googleのアルゴリズムでは評価が低くても、ある人にとっては有益なツイートはあるはずです。
たまたま渋谷でぶらぶらしてるときに仲の良い友人が「渋谷なう」とツイートしたのを見て、「グッドタイミング!、じゃ 一緒に遊ぼうよ」とケータイを鳴らすかもしれませんよね。(笑)