Googleは、複数のタイプのコンテンツを記述したサイトマップを同じ1つのサイトマップにまとめて送信できる仕様のサポートを開始しました。
ウェブページを記述する一般的なサイトマップのほかに、モバイルサイトマップ・動画サイトマップ・画像サイトマップ・ニュース サイトマップ・地理情報サイトマップ・ソースコード検索サイトマップ を認識できるXMLサイトマップとしてGoogleはサポートしています。
Googleが今回発表したアナウンスでは、これらのサイトマップを別々に作成するのではなく、1つのファイルにすべてまとめて記述してよいと伝えています。
1ファイルに記述できるURLの最大数は50,000個まで、ファイルの最大サイズは圧縮していない状態で10MBまでという制限に変わりはありませんが、複数タイプのサイトマップを別々に作って送信していたサイト管理者は手間を省くことができるでしょう。
楽チンになったと言いたいところですが、そうでもないみたいです。
ひとまとめにできるのをサポートしたのは、Googleだけです。
Yahoo!やBingはサポートしていません(それ以前にウェブページ以外のサイトマップでサポートしていないものもある)。
サイトマップに読み取れない形式の記述があってもそこでストップしてしまうべきではないのですが、途中で読み取りをやめてしまうことが可能性として考えられるそうです。
Yahoo!やBingにもXMLサイトマップを確実に認識してもらいたいなら(僕たち日本のサイト管理者にとっては特にYahoo!は無視できないですね)、これまでのように分けておいたほうが無難です。
Googleには1まとめにしたサイトマップを送信、一方でYahoo!とBingには個別のサイトマップを送信なんてこともできますが、かえって面倒になるだけですね。
またコンテンツ別にサイトマップを分けておいたほうが、送信したデータのうちどのくらいが認識されているかを別々に知ることができるのでチェックしやすいでしょう。
画像は8割がインデックスされているけど動画は5割に満たないとか。
日本のGoogle ウェブマスター向け公式ブログではまだ発表されていないので“おまとめサイトマップ”を利用するサイト管理者は少なそうですが、もし利用するとしたら気にかけておいてください。