San Jose(サンノゼ)で開催されている、SES(Search Engine Strategies 2007、サーチエンジン ストラテジー 2007)は、大いに盛り上がっています。
23日には、Google(グーグル)、Yahoo! Search(ヤフー! サーチ)、Microsoft(MSN)、Ask.comという4大サーチエンジンの社員がパネリストとして、プレゼンテーションしました。
そして、Q&Aの時間が設けられ、聴衆の「上位ランキング」「確実なインデックス」といった質問に関して、回答しました。
ウェブマスターにとって、サーチエンジン企業から直接、SEOに関する疑問に答えてもらえることはめったにない機会です。
いくつかピックアップして、解説します。
Q:
(Googleに対しての質問)検索結果ページで、補足結果(Supplemental results)の表示がなくなったが、Webmaster Central(ウェブマスターセントラル)で、確認することができるようになるか?
A:
補足結果は、ペナルティではないけれども、補足結果かどうかを確認できるようになるかどうかについてははっきりとはしていない。
※モデレータ(司会者)が、Google同様に、Yahoo!もMSNもAsk.comも、メインインデックスとサブインデックスの2階層の検索結果システムをとっていることを補いました。
Q:
より頻繁にクローリングさせるには?
A:
(Googleの回答)Webmaster Toolsの機能を利用し、サイトマップを最新の状態に保っておく。トップページに新しいコンテンツへのリンクを貼っておく。
Q:
サーチエンジンは、JavaScriptやAJAXなどをどのように解釈するか?
A:
(Microsoftの回答)今のところ、サーチエンジンのプログラムは、JavaScriptやAJAXを理解できない。
Q:
(Yahoo!に対して)ヤフーのランキングについて、3週間圏外に消えたかと思うと、また戻ってくる。これはアップデートが原因か?
A:
その可能性はある。問題があるようなら、Yahoo! Site Explorer(ヤフー サイトエクスプローラ)を使うことを推奨する。
Q:
サーチエンジンは、1ページにつきいくつのリンクをクロールできるか? 多すぎるのはどのくらいか?
A:
(Ask.comの回答)明確な基準はない。ただ、ユーザーの視点から考えることが重要だ。(Microsoftも同様の見解)
※Googleのウェブマスター向けガイドラインでは、「リンクが 100 以上ある場合は、サイトマップを複数のページに分けます」と記述されているます。しかし、これはクローリングの効率や、ウェブサーバーにかかる負荷、ユーザーの見やすさの問題であって、100以上だとスパム扱いされるわけではありません。
Q:
サーチエンジンは、META Descriptionタグの記述内容を使っているのか?
A:
すべてのサーチエンジンは、関連性があるとアルゴリズムが解釈したときには、META Descriptionタグの情報を考慮に入れる。
Q:
META Keywordタグは、いまだにランキングに関係があるのか?
A:
・Micofsoft ⇒ 関係なし
・Google ⇒ ほとんど関係なし
・Yahoo ⇒ ほとんど関係なし
・Ask ⇒ ほとんど関係なし
※非常に稀なキーワードで、メタタグにしか出現せず、他のどのウェブページにも見当たらないような場合は、YahooとAskは、META Keywordタグにもとづいて検索結果に表示するとのことです。
Q:
検索エンジンは、自動投稿ツールや自動ランキングツールをどのように扱うか?
A:
(Googleが回答)そういうツールは、使ってはいけない。
※そりゃそうですね。サーチエンジンが、認めるはずがありません。(笑)
模範的な回答が多いですが、あなたのSEOの参考なるでしょうか?