On Page Opimizationのひとつとして効果があると言われているH1タグは、今はほとんど効果がないようです。
代わって、今はH2タグが効果があるようなのです。
Webmaster Worldのアドミニストレータ、tedster氏が次のようにコメントしています。
Every once in a while, I see evidence in the SERPs of an H2 tag getting some serious pop – for instance, it shows up as a snippet, even though there are other mentions of the query term earlier (and even more frequently) on the page.
“時折、H2タグが重要な要素として、SERPsにポンと飛び出てくる証拠を見つけている。たとえば、検索用語がもっとページの前の方に(しかももっと頻繁に)出てきているのに、H2タグがスニペットに現れるんだ。”
tedster氏が、いろいろなカンファレンスでGoogleのエンジニアたちに、H1タグに関して質問したことがあります。
彼が得た回答によれば、
- Googleは、H1に限らず、常識的な範囲でウザくない程度に使われていれば、どんな要素も利用する。
- その昔2002年ころは、H1タグはかなり乱用されていたので、ただのテキスト以外の何者でもなかった。
- 乱用が収まって、最近H1タグは多少関連性を示すシグナルとして使われるようになってきた。
- ただし、関連性を表す主要なシグナルとしてではなく、あくまでも2次的、補完する形で。
- 現在は、H1タグに頼りすぎるのは賢い選択とは言えない。
とのことです。
こんな情報(H1タグよりもH2タグが効果的)を書くと、今度はH2の乱用が発生して、逆に効果がなくなりそうですね。(笑)
「みんながやるSEO ⇒ SEOスパム」という例は、枚挙にいとまがありません。
最後に、tedster氏が自身の経験から得たHタグの使い方を紹介します。
- H1-H6タグは、W3C勧告に従って使用する。
- そうすれば、Googleのアルゴリズムにどんな変化が起きても、わずらわしいページと判断されることはない。
- 役に立たないときがあったとしても、評価を損ねることは決してない。
ランキングを上げようとして無茶な使い方をするなということですね。
Hタグにはキーワードを入れつつも、本来の用途である「見出し」としての使用を忘れてはいけません。
もちろん、その後に書かれてる内容を指し示す見出しです。
検索エンジンではなくユーザーを意識して使えば、プラスにはならないとしても、マイナスになることもありません。
いえ、ランキングアップにプラスにならないとしても、ユーザーにとってはコンテンツを理解しやすくなるので、いつでもプラスに働くとも言えますね。