日本に住んでいる日本人が使うGoogleは、普通は日本のグーグル「google.co.jp」でしょう。
もしアメリカでのGoogleの検索結果が知りたいと思ったら、あなたはどうしますか?
おそらく「google.com」を使うと、答えるでしょう。
ですが、日本に住んでいる人がgoogle.comで検索しても、アメリカに住んでいる人がgoogle.comを使って検索した時と必ずしも同じ結果が得られるわけではありません。
理由のひとつには、Localization(ローカリゼーション)といって、検索者のPCのIPアドレスから検索者の住んでいる地域を判断して、地域にあった適切な結果を返す仕組みがあるからです。
検索用語によっては、近接しているニューヨークとボストンでも検索結果が異なる場合があるそうです。
じゃあ、米国外に住む人が、米国内に住む人がgoogle.comを使って検索した結果を知るにはどうしたらいいのか?
こんな質問が、WebmasterWorldに投稿されました。
実用的な回答は、3つありました。
- 「&gl=us」のパラメータを付ける
- Adwords adpreview toolを使う
- US設置のProxy Serverを使う
1つめの「&gl=us」は、検索結果のアドレスバーに表示されるURLの末尾にこのパラメータを追加することで、米国(US)を指定することができます。
英国なら「uk」、日本なら(おそらく)「ja」です。
2つめのAdwords adpreview tool(アドワーズ 広告プレビューツール)は、アドワーズ広告主のためのツールで、Googleドメイン、表示言語、場所を選択して広告のプレビューを表示することができます。
3つめのProxy Server(プロキシサーバー)は、代理となるコンピュータを仲介してgoogle.comにアクセスします。
Proxy Serverがアメリカに設置してあれば、google.comのサーバーは米国内からのアクセスだと認識します。
使いやすいのは、1つめと2つめですね。
3つめは、Proxy Serverが何なのか知らない人が多いだろうし、アメリカに設置してあるProxy Serverを探さなければなりません(できれば無料のものをw)。
僕のブログの読者には、日本に住みつつ海外をターゲットにSEOを実行しているウェブマスター、あるいはその逆で海外在住で日本をターゲットにSEOを実行しているウェブマスターもいらっしゃることでしょう。
狙っているキーワードのSERPs(検索結果ページ)が、自分が見ているものと本当に対象国のユーザーが見ているものとでは違うこともあります。
いずれかの手段で確認してみてください。