Googleの検索結果に出てきたウェブページのリンクは、そのページへの直リンクではなくリダイレクトがかけられています(Yahoo!もですね)。
上のキャプチャの場合、ページタイトルを右クリックしてリンクのURLをコピーしても、コピーされるのは該当ページのURLである
ではなくて、
http://www.google.co.jp/url?sa=t&source=web&ct=res&cd=2&url=http%3A%2F%2Fwww.suzukikenichi.com%2Fblog%2Fip-operator-of-bing%2F&ei=Z5S…
のになります。
リダイレクトの目的は、SERPでのクリックをトラッキングするためでしょう。
一般ユーザーにとっては何も意識することのないリダイレクトです。
しかし、たとえば僕がブログを書くために、SERPに出たウェブページのURLをコピーするときには、いったんそのページにアクセスしなければならないので面倒です。
この問題を解決するために、リダイレクトURLを解除し直リンクにするFirefoxのアドオンを、Search Engine JournalのAnn Smaty女史が紹介しています。
正確にはアドオンではなく、Greasemonkeyのスクリプトになります。
いくつかのスクリプトが紹介されていますが、いちばん気に入ったのを1つピックアップします。
「Linkify Google Search Results」というスクリプトです。
これは、SERPに表示されるウェブページのURL(スニペットに下に出てくる緑色のURL)をハイパーリンクにしてしまうのです。
さらに下層ディレクトリのページの場合には、それぞれの階層ごとにリンクを作成します。
ルートディレクトリにカーソルを当てると、トップページへのリンクが張られます(ブラウザの下部、ステータスバーに表示されるURLに注目)。
次の階層にカーソルを当てると、その階層へのリンクが張られます。
さらにその下の階層にカーソルを当てると、その階層へのリンクが張られます。
とてもマニアックなツールなので、「おぉ、スゲェ」と喜ぶ読者さんと「どーでもいい」とスルーする読者さんとに真っ二つに分かれそうですが、ま、僕のブログはそういうブログなのでいいでしょう。(笑)
なお、google.co.jpに対応させるには、ユーザースクリプトを実行するページに、
http://www.google.co.jp/*
を追加してください。
デフォルトのままでもよさそうなのですが、動きませんでした。