「内部リンク アンカーテキスト SEO」の新事実

昨日のXMLサイトマップのクローリング促進効果に続き、海外の有名SEOブログSEOmozからSEOノウハウを紹介します。

今日は、randfish(ランドフィッシュ)氏が行った、内部リンクの最適化にかかわる実験の結果です。

1.ホームページへのアンカーテキストは効果がほとんどない
ホームページ(トップページ)へ向けた内部リンクのアンカーテキストは、それ以外のページ(たとえば、ブログの個別記事ページ)への内部リンクのアンカーテキストとは違って、ほとんど効力がありません。

XMLサイトマップ SEO」というアンカーテキストで昨日の記事にリンクを張ることは、SEOに役立ちます。
(ただし、ここでは2番目に登場する同じページへのリンクなので効果なし

しかし、トップページへ向けた場合は「海外SEO」でも「HOME」でも大きな差は認められません。

2.過剰なアンカーテキストの内部リンクはペナルティを誘発する
アンカーテキストの効果を狙うあまり、ターゲットキーワードの行き過ぎた使用は、ランキングを上げるどころか、ペナルティを受ける可能性があります。

アンカーテキストにキーワードを詰め込むのは危険です。

randfish氏のケースでは、サイト全体のページに表示されるフッターリンクでペナルティを受けました。
取り除いて次のクロールの後には回復したので、自動化されたフィルタで処理されていると推測しています。

3.内部リンクの効果には上限がある
内部リンクは検索順位を押し上げるのに役立ちますが、リンクの数が多ければ多いほど効果が期待できるというわけではありません。

サイトのサイズにもよりますが、最初の数個あるいは数十個までは評価されるものの、ある一定の点を越えると無価値になるか、あるいは価値が減少します。


randfish氏は、内部リンクのアンカーテキスト最適化は意味がないといっているわけではありません。

ユーザービリティや初期段階でのランキング向上には内部リンクのSEOは重要です。
しかし、過剰な内部リンクSEOは返ってマイナスのダメージを受けるので、十分に注意する必要があるということです。

なお、これはGoogleに限った検証結果で、Yahoo!やMSN/Live Searchでは確かめられていません。