(日本時間の)10/31の夜に発生したGoogleのSERP大変動は、ほどなくして元の状態に戻りました。
上位のサイトがごっそり消えたり、トップページやサイトリンクが消滅したりと、劇的な変化が発生した大変動でした。
アルゴリズム更新、テスト、不具合、さまざまな憶測を呼びましたが、どうやらバグ(不具合)だったようです。
Webmaster WorldでGoogle社員のMatt Cuttsがコメントを残しました。
“My concern is this one could also not be understood quickly and therefore last longer than it should before they fix it.”
I think this was a short-term issue and things should be back to normal pretty soon (if not already).
“心配なのは、今回の出来事がすぐには原因が判明せずに、修正するのに時間がかかるかもしれないことだ。
短期的な問題で、(まだ直ってないとしても)じきに通常に戻ると思う。”
※意訳してます。
Googleで、何か予期せぬことが発生したようですね。
元に戻ったという報告が相次いでいるので、問題は完全ではないにしても、ほぼ解決したのでしょう。
今後のアルゴリズム変更の予兆ととらえる向きもありましたが、とりあえずは一安心ですね。
Googleは、Yahoo!と違って安定しているという特徴がありますが、さすがに今回の変動はあわてたWebマスターが多かったのではないでしょうか。
「検索順位は変わるのが常だし、騒ぎすぎだ」と冷ややかにしたり顔で反応する人もいたようですが、検索マーケティングに従事している人にとっては無視できない重要な関心事ですよね。
外国為替取引をしている人にとって、昨今の極端な円高がほうっておけないのと同じことです。
それにしても、海外でのGoolgeの変動に対するリアクションは、すさまじいものでした。
Webmaster Worldでは、Yahoo!のインデックスアップデートが伝えられてもレスが0のときもあるのですが、今回は1日もたたずに100以上のレスが付いています。
日本との検索エンジンシェアの違いを改めて実感しました。