[対象: 初〜中級]
DNSエラーがGoogleのインデックスとランキングに及ぼす影響がこの記事のトピックです。
下のような警告メッセージをウェブマスターツールで受け取ったことがありますか?
http://www.example.com/: Googlebot がサイトにアクセスできません
Googlebot がサイトの DNS 情報の取得を試みましたが、過去 24 時間で xx 件のエラーが発生しました。このサイト全体での DNS クエリのエラー率は x.x% です。
具体的には次のような形式で届きます。
何らかの理由でDNSへのクエリをGooglebotが正しく完了できなかったときに送られてきます。
DNSクエリエラーがランキングとインデックスに与える影響についてGoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏は次のように説明しています。
Googlebotは繰り返しDNSに再接続を試みる。しかしエラーが長引くとそのサイトにはもうアクセスできなくなったとみなすかもしれない。結果として、検索順位を下げるのではなく、すぐにではないけれど徐々にインデックスから消していくことがあり得る。
インデックスから消されることがあるそうです。
検索順位が下がることよりもインデックスから削除されることのほうがずっと深刻ですね。
エラーは一時的なもので、この警告を受け取った頃には解消され正常にアクセスできることもよくあります。
でも依然としてサイトにアクセスできないとか何度も何度も断続的に発生しているようなら速やかに対処しなければなりません。
ウェブマスターツールに届く通知には原因となりうる理由が書かれているしウェブマスターツールで詳細を知ることもできます。
DNSの設定を最近変更したのであれば心当たりがないか調べます。
ほとんどの人は自前でDNSサーバーを管理せず、レンタルサーバー会社やドメイン登録サービス会社のDNSサーバーをしていると思います。
自分ではまったく身に覚えがないことが大半でしょう。
そんなときは問い合わせすることになりますが、問い合わせに対して迅速に対応してもらえるかどうか確認しておきたいところです。
もっともそもそもエラーを発生させることがない会社を利用したいですね。
そうそうあることではありませんが長引くDNSエラーによってインデックスから消えることがないに気をつけましょう。