[対象: 中〜上級]
ペンギンアップデート2.0導入をきっかけに、初代のペンギンアップデートからのリカバリに成功したというレポートがブラックハットSEOのフォーラムに挙がっています。
順位回復のためにとった手法は、人工的に作り上げたリンクです。
2段構成の自作リンク
2段構成にしてメインサイトにリンクを張ったそうです。
簡単に説明すると次の構成になります。
- BloggerやWordPressなど、いわゆるWeb2.0と呼ばれるユーザーが独自サイトを開設できるサービスを利用し、そこに500〜600ワードのオリジナルの記事を公開しメインサイトにリンクする。
- 1で作ったサイトに、すでに持っていた別のブログ(PR1)からリンクを送る(つまりバックリンクサイトへのバックリンク)。
ペンギン1.0でダメージを受けたあとでも、質の悪いリンクはそのままで削除していないとのことです。
それでもこの方法を用いてペンギン1.0で500位以下あるいは圏外に飛んだサイトをリカバリできました。
ターゲットにしているのは、米国で月間8,000から12,000回のキーワードです。
ランキングがどのくらい戻ったのかは書いていませんが、意気揚々と投稿しているので上位に食い込んでいるのではないでしょうか。
勘違いしてほしくありませんが、マネしてもらいたくてこのトピックを取り上げたわけではありません。
なので詳しい説明をする気もありません。
ペンギンアップデート2.0展開後でも人工リンクは効いているという事実を伝えることが目的です。
それに裏をかいた手法はオープンになればなるほど寿命が短くなるものです。
ちなみに、日本でも、同じような手法を使っている人たちがいるかもしれませんね。
ペンギンアップデート2.0の真髄はこれからか
こんな出来事が起こっている一方で、米Googleウェブスパムチームのトップ、Matt Cutts(マット・カッツ)氏は下のようにツイートしていました。
@moxby_summitweb we wanted the first version of Penguin 2.0 to land gently, but we’ll definitely turn up the dial over time.
— Matt Cuttsさん (@mattcutts) 2013年5月28日
最初のバージョンのペンギン2.0はゆっくりと着地させたかった。だが今後時間をかけて間違いなくダイヤルを回していくつもりだ。
初回は意図的に穏やかにしたけれど、これからもっと厳しくしていくという意味です。
当初の予定のまま実行するとあまりにも大変動を起こしそうで、あえて自粛したのでしょうか?
それともただの負け惜しみなのでしょうか?
いずれにしてもペンギン2.0はこれで終わったわけではなく、まだやって来ることは確かなようです。
@bestonline there will certainly be more Penguin to come.
— Matt Cuttsさん (@mattcutts) 2013年5月25日
もっと多くのペンギンが確実にやって来るだろう
ペンギン2.1やペンギン2.2の“ショー”が早く始まることを僕は期待します。