AdWords広告のローテーション最適化の機能は利用するべきか?

こんにちは、アドワーズ ラボの鷲見です。

Google AdWordsには、広告を複数設定して反応の高い広告文をテストできる機能があることをご存知の方は多いと思います。
※ まだ、広告文のテストを行っていない人は、成功する広告の書き方 – 21の法則を参考に、今すぐ 2 個の広告文を同時に設定してテストしてみましょう。

AdWordsでは広告文を複数設定した場合、キャンペーンの設定にある、広告のローテーションにある最適化の機能がデフォルト設定になっているため、掲載結果の高い広告がより多く表示される設定になっています。

広告のローテーション設定

これは、クリック率が高い広告文がよりたくさん表示される設定になっていることを意味します。

AdWordsでは、

クリック率が高い = ユーザーが有益だと思うリンク = 関連性が高い

という評価がされるので、クリック率の高い広告はGoogle からの評価も高く、アカウント管理をするうえで非常に有利になります。

もちろん、クリック率が高い広告は、Google にとってより高い収益をもたらすことになります。

ただ、ここで1つ問題があるのに気が付きますか?

確かにクリック率の高い広告を作りGoogle から高評価を得ることは大事ですが、クリックが多いこととコンバージョン数が多いことはイコールではないのです。

アカウントを作成した初期段階では、クリック率の高い広告文を作成し、品質スコアのアップ・表示回数のアップをはかることが第一目的になるので、広告のローテーションが最適化になっていても良いのですが、コンバージョンが大量に発生し出すころには、コンバージョンも気にかける必要が出てきます。

慣れないうちは、最適化に任せてクリック率の高い広告を選んでもらったとしても、余裕がある人は、広告をより均等に表示を選択し、コンバージョン率の高い広告とクリック率の高い広告を天秤にかけ、より良い広告を作成するように心がけましょう。

クリック率とコンバージョン率の両方を考慮して、どちらの広告を採用すべきなのか迷った方は、こちらの比較ツールが便利です。

*** About Takahito Sumi ***

長い海外生活の経験から、海外のインターネット事情に精通し、その知識をもとに、年商 5000 万のネットショップを実家のベッドルームで立ち上げる。

現在は、Google 認定プロフェッショナルの資格を持ち、毎月 1000 万円以上の AdWordsアカウントを管理している傍ら、コーチングプログラムの主催、Google AdWords/LPO 対策のコンサルティング業務を行う。

2009 年 6 月には、日本で初めて Google 本社よりGoogle Website Optimizer 認定コンサルタント に任命され、ホームページのコンバージョン率を考えた広告戦略を、日本中に広めるために活動中。

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