リンク元ページのtitleタグもリンクの評価対象になっている

キーワードとリンクの関連性を評価するときにもっとも重要視されるであろう指標は「アンカーテキスト」です。

しかし評価の対象になっているのはアンカーテキストだけではありません。
リンク元ページのtitleタグリンク周辺のテキストも検索エンジンが見ているのは間違いなさそうです。

WebmasterWorldのフォーラム管理者は次のように発言しています。

この考え(アンカーテキストよりもリンク元ページのtitleタグが重要という考え)に関して、単独のテストをしばらく行っていないが、1年以上にわたって、たぶん数千のサイトのバックリンクを実際に分析してきた。何度もこの原則が作用しているのを確認している。テーマに合ったジュース(関連性が高いリンク価値)をリンク先ページへもっとも適切に送るのは、リンクしているページのコンテキストだ。そのなかにリンク元ページのtitle要素が含まれているのはごく当然のことで、そのページの中で近くにあるテキストが含まれるのと同じことだ。

アンカーテキスト自体は間違いなく依然として役に立っている。でもそれはある地点までだ。どの地点までかを正確に言うのは難しいけれど、「キーワード、キーワード」のアンカーテキストは、しばらくすると自発的な言及としてそのリンクが与えられたものではないことを示す決定的証拠になる。

シンプルにまとめれば、リンクの関連性を判断するためにアンカーテキストはもちろんのこと、リンク元ページのtitleタグやリンク周辺のテキストも見ているということです。
そしてキーワードだけを繰り返したアンカーテキストばかりだと、自作自演のリンクだとしていつか見破られてしまうだろうとなります。

こちらから」というアンカーテキストであっても、リンクしているページのタイトルが「海外のSEO対策」だったり、「海外のSEO対策コンサルティングはこちらから」のようにリンクが張られていたりすれば、関連性を高めるシグナルになるわけですね。

リンク元ページのtitleタグやリンク周辺のテキストも重要だというのは、特別新しい情報ではありません。
SEOに自信があるサイト管理者ならきっと知っているはずです。

それに僕はキレイごとのSEOを言う人間なので、自作自演リンクを構築する際に考慮しましょうとアドバイスするつもりはありません。w

だって、自発的に張られたリンクならtitleタグに関連するキーワードが入っていたり、関連するキーワードがそばに存在するのは自然なことですよね。

さらに関連するページから自発的なリンクがもらえれば、ランキングに影響するかどうかを抜きにして、コンバージョンが高いはずです。
コンテンツ作成者が訪問をおすすめするリンクの場合も多いでしょう。
検索順位を上げることよりもコンバージョンさせるほうがずっとずっと大切です。

ということで、このエントリで得た情報をどのようにSEOに活用するかはあなたに任せます。