iPhoneやiPad、Android端末の普及でスマートフォン専用のページを用意するサイトも増えてきています。
スマートフォンからのアクセスに対して「リダイレクトによってスマートフォン専用のURLに振り分けるとき」の注意点を今日はお伝えします。
rel=”canonical”タグで、対応するデスクトップ用ページのURLを指定してください。
重複コンテンツの発生を防止するためです。
現状GoogleはデスクトップPCとスマートフォンを区別せず同等に扱います。
スマートフォン用の検索結果も用意していません。
共に、ウェブクローラのGooglebotがクローリングします。
※従来のモバイル端末はモバイルクローラのGooglebot-Mobileがクローリングします。詳しくはこちらの記事を参照。
スマートフォン用のコンテンツはデスクトップ用のページと、完全ではないにしてもほぼ同じになるはずです。
スマートフォン用のページがインデックスされた場合、重複コンテンツが発生してしまうかもしれません。
スマートフォン用ページを、対応するデスクトップ用ページに向けて、rel=”canonical”タグで正規化しておくことで重複コンテンツの発生を防ぐことができます。
それにこうしておけば、スマートフォン用ページではSEOを意識する必要がなくなり、スマートフォン特有の表示や操作に特化したデザインを実現できますね。
クライアントさんとSEOビジネス大学オンラインのユーザーさんから、スマートフォンの振り分けについてたまたま同時に質問をいただいたので、同じような状況にいるサイト管理者が多いのではと思いエントリしました。
確認ですが、このエントリで説明した、rel=”canonical”タグで正規化するべき状況は、デスクトップ用ページとスマートフォン用ページのURLを分けている場合です。
CSSの切り替えなどによって、URLをそのままに保ちつつレイアウトや装飾だけを変えている場合は重複コンテンツは発生しません。
したがってrel=”canonical”は不要です(記述しても悪いことはないです)。