.coドメインは、コロンビアに割り当てられたccTLD(国別コードトップレベルドメイン)です。
ccTLDなので、.coドメインで運用されるサイトはコロンビア向けのサイトということになります。
Googleも、.coドメインのサイトはコロンビア向けのサイトとして従来は取り扱っていたのですが、.comドメインや.netドメインのように特定の国に割り当てられないgTLD(ジェネリックトップレベルドメイン)として現在は取り扱っています。
Googleウェブマスターツールの地域ターゲットでは、対象にしたい任意の国を.coドメインに割り当てることが可能です。
通常、ccTLDは対象国がその国に固定されていて地域ターゲット設定で変更できません。
サイトが特定の地域のユーザーを対象としている場合は、検索結果の改善に役立つ情報を Google に提供することができます。この機能は、中立なトップレベル ドメイン(.com や .org など)のサイトでのみ利用できます。国別ドメイン(.ie や .fr など)は既に特定の国や地域と関連付けられています。サイトを特定の地域に関連付けたくない場合は、[指定なし] を選択します。
ですが、.coドメインは例外的に割り当て変更可能なのです。
(ツバルの.tvドメインも以前からそうなっているはずです。)
去年の夏に2つの情報源から得ていた情報なのですが、Googleからの公式発表ではなく、僕自身.coドメインを所有していないので確信がありませんでした。
つい最近になって英語版のGoogle Webmaster Central 公式ヘルプフォーラムで、Google社員のJohm Mueller氏が.coドメインを地域ターゲット設定できるようになっていることを明確にしています。
A .co domain is technically still a ccTLD, but we allow webmasters to select geotargeting for them in Webmaster Tools, so you can choose to explicitly target any country that you want. We made this change last August, as far as I remember.
.coドメインは、コロンビアに住んでいない僕たち日本人でも取得可能です。
欲しいドメイン名を、.comドメインや.co.jpで取得できないという人がいれば今のうちに取得しておくといいのではないでしょうか。
.coドメインでサイトを運用していても、日本向けだとしてGoogleに通知できます(日本語でサイトを構築しておけば日本向けサイトだとして認識してくれるとは思いますが)。
英語のサイトを運用していて、対象国が米国なのか英国なのか豪州なのか定めているときは特に設定しておくといいでしょう。
ただし商標権に関わるようなドメイン名を取得して、ドメイン名紛争に巻き込まれないようにくれぐれも注意してください。
P.S.
でも、“www.suzukikeichi.co”だと、“www.suzukikeichi.com”や“www.suzukikeichi.co.jp”の間違いじゃないかと勘違いされる可能性もありそうですね。