サブドメイン vs. サブディレクトリ

Googleが検索結果で、サブドメインをサブディレクトリのように取り扱うようになるとお伝えしました。

Matt Cutts氏が彼のブログで詳細を説明しています。
Subdomains and subdirectories

結論からいうと、影響は限定的な範囲に収まりそうです。

This change doesn’t apply across the board; if a particular domain is really relevant, we may still return several results from that domain. For example, with a search query like [ibm] the user probably likes/wants to see several results from ibm.com. Note that this is a pretty subtle change, and it doesn’t affect a majority of our queries. In fact, this change has been live for a couple weeks or so now and no one noticed.

Googleが同じサブドメインからの検索結果を2つまでに制限することを、host crowding(ホスト・クラウディング:hostはコンピュータのこと、crowdingはグループ化すること)、と呼びますが、今回のhost crowdingの変更は一律(”across the board”)には適用されないとのことです。

Googleが関連性があると認めたなら、今までのように同じドメインのウェブページでも複数の結果を表示します。

例として挙げられているのは、IBM。
IBMで検索したときに、IBMの公式サイトのページがたくさん表示されていたほうがユーザーにとっては、たしかに都合がいいですね。

すでにこの変更は2週間ほど前から検索結果に反映されています。
気付かなかったということは、大きな変化はなかったということです。

影響を受けているサイトもあるようですが、大部分は変化していないようです。

試しにあるキーワードで検索してみたところ、seesaaブログで作ったサイトのウェブページがトップ10の中に4つランクインしていました。
269gブログも3つ以上が上位に出現しているものもありました。

host crowdingがサブドメインにも適用されると聞いて、“戦々恐々”としてたウェブマスターもいたのではないでしょうか?
とりあえずは、ホッと一安心といったところですね。

でも、またいつ仕様が変わるか油断はできないので、対策は練っておきましょう。