MSN(Live Search)を運営する世界最大のIT企業、Microsoft(マイクロソフト)が、Yahoo(ヤフー)に買収提案したことを、米国時間の2月1日に明らかにしました。
買収金額の提示は、1株当たり31ドル、総額446億ドルにのぼります。
⇒ Microsoft Presspass
以下、CNET Japanより。
Microsoftは米国時間2月1日、Yahooに買収提案したことを明らかにした。提示された買収総額は446億ドルにのぼる。Microsoftは、これにより市場シェアが拡大し、Googleにとって脅威になるとしている。
マイクロソフトによるヤフー買収の噂は、過去何度も取りざたされています。
ヤフーは買収は自ら求めたものではないものの、拒否しない姿勢とのこと。
いよいよマイクロソフトのヤフー買収が現実のものとなりそうです。
日本のヤフーはともかくとして、米ヤフーの業績低下は深刻です。
2007年第4四半期の利益は23%ダウンで株価は下落し、先日は1,000人のレイオフ(リストラ)を実行しました。
マイクロソフトとヤフーが合併しても、アメリカではGoogleの優位性は変わらないと予測しますが、日本の検索エンジン市場には大きな影響があるのではないでしょうか。
シェアを増加させてきたGoogleですが、シェアNo.1のヤフーがマイクロソフトに買収されれば、状況は厳しくなりそうです。
ヤフーの認知度とマイクロソフトのマーケティング力は、検索の質をごまかすのに十分です。
検索のシステムがどうなるかは、何もわかりませんが状況の進展を気にしたいと思います。
ちなみに、提案された買収金額の446億ドルは、日本円に換算して約4兆7,000億円です。
平成19年度の東京都予算は、6兆6,020億円です。
届かないまでも、東京都の予算の7割以上をポンと出せるMicrosoftってスゴイ!
無駄使いにならないことを祈ります。(笑)