先月、Googleはリンクを販売しているサイトのPageRankを下げるといったペナルティを発動しました。
ただ、この処置はツールバーのページランクの数値を下げるだけでした。
しかし、今後はPageRank下落だけではすまなくなりそうです。
リンクを売ることが、検索ランキングの下落に繋がるかもしれません。
Google ウェブマスター向けヘルプ センターの有料リンクに対するガイドラインが変更されました。
▼以前
buying links in order to improve a site’s ranking is in violation of Google’s webmaster guidelines and can negatively impact a site’s ranking in search results.
▼現在
buying or selling links that pass PageRank is in violation of Google’s webmaster guidelines and can negatively impact a site’s ranking in search results.
「selling(販売)」が追加されています。
「リンク販売」は、PageRankを下がるだけではなく、検索順位を下げる原因にもなりえるということです。
ただし、Googleはリンクの売買を、全面的に否定しているわけではありません。
ページランクや検索結果を操作するリンク販売は禁止していますが、宣伝や広告が目的の経済活動としてのリンク売買は認めています。
広告としてのリンク販売には、ペナルティを受けないために次のような方法を利用するように提案しています。
- rel=”nofollow” 属性を <a> タグに追加する
- robots.txt ファイルによって検索エンジンからブロックされる中間ページにリンクをリダイレクトする
なお、リンク販売に関する変更は今のところ英語版だけです。
日本語版では、変わっていません。
(表示言語は、右上のドロップダウンリストで変更可能)
サイトのランキングの向上を目的としたリンクの購入は Google のウェブマスター向けガイドラインに対する違反となり、検索結果におけるサイトのランキングに悪影響を与える可能性があります。
近いうちに「販売」が加わるのではないでしょうか。
海外では有料リンクの売買が盛んで、リンクを売っていた多くの有名サイトが先日のペナルティで、PageRankをダウンさせれられました。
日本でもいくつかのサイトが、影響を受けています。
ですが、検索結果の順位については影響がありませんでした。
しかしこれからは、リンクを売ることが検索ランキングにも影響を与えそうです。
リンク売買には、これまで以上に注意しましょう。