時代はロングテール

複数語による検索、いわゆるロングテール・キーワードによる検索が、よりいっそう浸透しているようです。

先日アトランタで開かれたGoogleのイベントで、GoogleのAnalytics Evangelist(アナリティックス・エバンジェリスト)、Avinash Kaushik(アヴィナッシュ・カウシック、コーシック?)氏が、ロングテール検索の増加について言及しました。

the average number of keywords per query has gone from 3 to 4 words per query on average for the first time ever!

“一回の検索での平均的なキーワードの数が、初めて3語から4語に増えた”

Google.comでのデータで、Google.co.jpのデータは含まれていないのかもしれませんが、多かれ少なかれ日本でも同様の現象が発生している、あるいは発生するだろうということが推測されます。

検索のロングテール化が進行している原因のひとつには、ユーザーの検索リテラシーの向上があげられるでしょう。
自分の調べたいことを的確にしらるための、検索スキルが上昇したということですね。

キーワードのロングテールかがさらに進めば、ビッグキーワードでSEO対策をしているサイトは、影響を受けるでしょう。

そもそも、単一のキーワードでアクセスを集めることができたとしても、それが何らかの成果に結びつかないようでは、意味がありませんよね。

たとえば「ダイエット」で1位表示を獲得したとしても、そのユーザーがダイエットに関する「何を」求めているかは、まちまちなわけです。

ダイエットのサプリがほしいのか、ダイエット器具を探しているのか、ダイエットの弊害を調べているのか、ダイエットの体験談を知りたいのか。

検索者の意図を察知したロングテールキーワードをターゲットにしたSEOが、ますます重要になってくるのは間違いありません。

「月間検索数○○回で1位」とか「検索結果数○○件中トップ」という自慢は、もう時代遅れですよ。w

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