よくご存知のとおり、Google AdSenseは「コンテンツマッチ広告」ということで、ウェブサイト(ウェブページ)の内容に合った広告を自動的に判断して表示してくれます。
でも、たまに「ジャンルは合ってるんだけど、ちょっと自分のサイトにはふさわしくないかな」とか、「これって、うちのライバル店の広告じゃん。なんで商売敵の宣伝をしなきゃならないんだ」と、思うことはないですか?
アドセンスには、特定の広告をブロックする「競合広告フィルタ」という機能があります。
競合広告フィルタを利用すると、表示されるアドセンス広告を、クリックした後の誘導先のドメインやディレクトリ単位で、表示しないようにできます。
設定方法は簡単です。
アドセンス管理画面の、「AdSense設定」⇒「フィルタ」で設定します。
入力する項目は、ブロックしたい広告の誘導先範囲によって変わります。
「examle.com」と入力すると、「exmaple.com」を含んだすべてのページへの広告がブロックされます。
「www.example.com」も「www.example.com/abc/」も「forums.example.com」も「forums.example.com/xyz/」もです。
「www.example.com」と入力すると、「www.example.com」を含んだページへの広告がブロックされます。
「www.example.com」と「www.example.com/abc/」は、ブロックされます。
しかし、「forums.example.com」や「forums.example.com/xyz/」はブロックされません。
「www.example.com/abc/」のように、ディレクトリまで指定すると、そのディレクトリとそれより下のページがブロックされます。
「www.example.com/abc/」や「www.example.com/abc/bcd/」への広告がブロックされます。
「ちょっと分からないな」と思ったら、ブロックしたいサイトのドメイン(abc.comやzyz.co.jp)を入力すればいいでしょう。
そのサイトへの広告を、すべてブロックできます。w
誘導先のページのURLを調べる方法は、「広告フィルタの設定ガイド」に書いてあります。
リンクのプロパティの表示
それぞれの広告のリンク先 URL はリンクのプロパティに含まれています。 リンクのコードを参照することによって、リンク先 URL を確認できます。
- 広告のタイトルを右クリック(コンテキストメニューの表示)、次に Internet Explorer の場合は [ショートカットのコピー]、Netscape Navigator の場合は [リンク アドレスをコピー] をクリックします。
- メモ帳などのテキスト エディタを起動し、選択した URL を貼り付けます。 貼り付けるには、テキスト エディタの [編集] メニューから [貼り付け] を選択します。
- ‘adurl=’ と ‘&’ の間にあるテキストが広告のリンク先 URL です。 たとえば、次のような URL があるとします。 (例では一部省略されています):
http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/adclick?sa=
l&…&adurl=http://www.blogger.com/signup.g&client=または
http://www.googleadservices.com/pagead/adclick?
adurl=http://www.blogger.com/signup.g&sa=この場合、リンク先 URL は、http://www.blogger.com/signup.g となります。
- この値をコピーして AdSense アカウントのフィルタのテキスト ボックスに貼り付け、[変更を保存] をクリックします。これらの URL がお客様のページから排除されるまでに 通常4時間以上かかる場合がありますので、ご了承ください。
アドセンスには、関係ない広告を表示させないために、無視してほしいコンテンツを知らせるための「セクションターゲット」という機能があります。
こちらは、うまく反映されないと悪評が高いのですが、広告のブロックは確実に機能します。
「通常4時間以上かかる」と書いてありますが、1、2時間で効力を発揮しています。
ただひとつだけ難を言うなら、アカウント単位での設定になってしまうという点です。
Aというサイトでは表示させたくなくて、Bというサイトでは表示されてもいい、ということができません。
自分が所有しているすべてのサイトが対象になってしまいます。
それでも、有用な機能であることに間違いはありません。
もし、あなたのサイトに気に入らない広告が表示されるようなら、このフィルタ機能でブロックてみてはいかがですか?