検索結果1位だったサイトのランキングが、突然下がったらどうするのが、もっとも賢明な対処方法でしょうか?
答は、「何もしない」です。
冗談のような話ですが、これがおすすめです。
High Rankingsのフォーラムで、あるメンバーが急に順位が下落したらどうするべきなのか質問しました。
ほぼすべての回答が、「何もせずに、しばらく様子をみる」でした。
モデレータのRandy氏のコメントです。
The first thing I’d do is nothing. For at least several days, perhaps a few of weeks.
Only then will you have a better idea whether you actually need to make changes or it was a momentary glitch.
“最初にすべきことは、何もしないことだ。少なくとも数日、ともすると数週間の間は。
実際に修整を加えた方がいいというアイディアが生まれたときだけ修整するんだ。(順位が下がったのは)一時的な不具合かもしれない。”
検索エンジン、特にGoogleでは、新しいサイトを作成すると2~4週間くらいの間上位に表示される傾向にあります。
Google Honeymoon(グーグル・ハネムーン)などとも呼ばれる現象です。
そして、この蜜月期が過ぎると順位が突然下がります。
圏外に飛ぶこともしばしばです。
こちらは、Google Sandbox Effect(グーグル・サンドボックス)と呼ばれる現象です。
サンドボックスは、長ければ数ヶ月続きます。
Google HoneymoonもGoogle SandboxもGoogleが公式に認めたものではありませんが、多くのウェブマスターが体験している事実です。
グーグルハネムーンやグーグルサンドボックスがあるなしは別にして、サイトのランクが突然下がったとしても慌てないことです。
まずは落ち着いて待機しましょう。
数日後にまた戻ってくるかもしれません。
待つ間に、下がったのは自分のサイトだけか、あるいは前後に位置していたサイトも入れ替わっているのか確認しましょう。
アルゴリズムが変わったのかもしれませんが、別のライバルサイトが出現したのかもしれません。
すぐに自分のサイトに修整を施すのではなく、冷静に現状を分析します。
特に、ころころと激しく順位変動するYahoo!のインデックス更新の相手をすると、効果があったとしても次回の更新でまた下がるかもしれません。
精神的にも疲れます。
High RankingsのアドミニストレータのJill女史は次のように締めくくっています。
Similar to what the others said…STOP LOOKING!
Instead, review your analytics and see if traffic is down. And also optimize for hundreds of phrases so it’s not a problem if/when a few of them go AWOL for awhile.
“みんなが言ってるように、(検索結果を)見るのをやめなさい。
代わりにアクセス解析を見て、トラフィックが下がっているか確認しなさい。あとは、何百とある語句を最適化しなさい。しばらくの間、検索結果か消えてもそれは問題じゃないのだから。”
検索順位が突然下がっても、「慌てず騒がず」の姿勢が大切です。