サイトマップのTIPS×2: 再クロール間隔と分割送信

[対象: 初級]

サイトマップ(検索エンジンに送信するサイトマップ)にまつわるちょっとした2つのTIPSがこの記事のトピックです。

  1. サイトマップの再クロールの頻度と更新の通知方法
  2. サイトマップでのインデックス確認とサイトマップの分割

GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏が(Googleの公式ではない)SEOヘルプフォーラムで投稿したコメントが参照元になります。

ではそれぞれを見ていきましょう。

サイトマップの再クロールの頻度と更新の通知方法

ミューラー氏によれば、サイトマップは定期的に再クロールされほとんどのサイトでは普通は2〜3日おきです。

サイトマップに変更があったときは通知すれば速めることができ通常は直ちに再クロールされます。

通知方法はウェブマスターツールから更新したいサイトマップを選択して「再送信」を実行します。

サイトマップ再送信

ちなみにURLを直接叩いても更新通知可能です

http://www.google.com/webmasters/sitemaps/ping?sitemap=http://www.example.com/sitemap.xml

※「http://www.example.com/sitemap.xml」は自分のサイトのサイトマップのURL

今となっては普通の人はこちらを使う必要はなくて自作のツールで更新通知機能を実装するときに呼び出すくらいですかね。

サイトマップでのインデックス確認とサイトマップの分割

ウェブマスターツールのサイトマップレポートで個々のURLがインデックスされているかどうかを調べたいという要望があるかと思います。

残念ながらできません。

たとえインデックスステータスであったとしてもどのURLが対象になってるかを個別に知ることは不可能です。

サイトマップレポートで分かることはサイトマップで送信したURLのうちいくつがインデックスされているかです。

サイトマップに書かれていないURLがインデックスされていてもカウントされません。

もっともミューラー氏は、それなりのページ数のサイト(冗談半分に「10」ページ以上と言ってます)では個々のURLのインデックス状況を調べてもほとんどの場合は意味がないとコメントしています。

インデックス状況をより細かく把握するにはサイトの論理構造に従ってサイトマップを分割して送信するやり方があります。

たとえばレシピサイトで、和食・洋食・中華の3つのカテゴリがあり、それぞれ /washoku, /yoshoku, /chuka というディレクトリで分けていたとします。

この場合は、和食(/washoku)・洋食(/yoshoku)・中華(/chuka)ごとにサイトマップを作成して送信します。

こうすれば各々のカテゴリのインデックス状況を個別に知ることができます。

どれか特定のカテゴリだけがインデックス数がほかと比べて少なければそのカテゴリにはクロールやインデックスを阻害する何らかの問題があることが疑われますね。

仮に、インデックスされていない1本のURLを確かめる必要があったとして、300本中の1本を突き止めるよりも100本中の1本を突き止めるほうが労力は減るはずです。

以上、今日は僕のブログには珍しくどちらかというとSEO初級者に向けた、再クロール間隔・更新通知とインデックス確認・分割送信についてのサイトマップのTIPSでした。