[レベル: 初級]
検索結果をより関連性が高く使いやすいものにするために、どのように取り組んでいるかを Google は公式ブログで説明しました。
オーガニック検索に関して言えば、「信頼性」にも重きを置くようになったとあらためて感じられる言及があります。
関連性と信頼性を重視
記事のなかで具体的にどんなことが取り上げられているかの概要はあとで紹介するとして、僕の目をいちばん引いたのは信頼できるページを Google が検索結果に出そうとしている点です。
…we intend to provide relevant results and prioritize the most reliable sources on a given topic…
私たちは、与えられたトピックに関して関連性がある検索結果を提供しもっとも信頼性がある情報源を優先しようします。
…a page that does not contain trustworthy information rank above a more official website.
信頼できる情報を含んでいないページが公式サイトよりも上位に表示される(ことは問題です)
ユーザーのクエリに対して関連性が高い結果を返すことが Google 検索にもっとも求められることです。
Google 検索が誕生したときから一貫しています。
パンダアップデート(なつかしい!)が導入された時期あたりから関連性に加えて、品質も重視されるようになりました。
そして、今は信頼性ですね。
どうやってサイトの信頼性を高めるかに多くの人が腐心しているかと思います。
特に次の 3 要素をよりいっそう高めたコンテンツを僕たちは提供していく必要があるでしょう(もちろん、これだけにフォーカスすれば十分ということではありませんが)。
- 関連性
- 品質
- 信頼性
公式ブログ記事が説明していること
さて、公式ブログ記事が説明していることをごく簡潔に紹介しておきます。
検索を便利にする機能
検索を便利にするとして次の 3 つを取り上げています。
- 強調スニペット
- ナレッジグラフ
- オートコンプリート
それぞれの機能の概要を説明しています。
Google のシステムは完璧ではなく不適切な情報をときには出してしまうこともあるため、フィードバックを受けて削除することもあります。
オーガニック検索
Google 検索の基盤とも言うべき 10 本の青色リンクの検索結果に関してです。
ほぼどんな場合でも手動でランキングを変えることはありません。
1つの限られたケースに対処するのではなく、似たようなケースに対してもスケーラブルに対応できるようにアルゴリズムで自動で解決することを大原則にしています。
検索結果を改善するために、さまざまなテストを実行します。
評価者の力も借りて、検索結果の品質を評価します。
2018 年に 検索システムに対して Google が行った変更の数は 3,200 以上とのことです。
スパム対策
基本的にはアルゴリズムで対処しますが、ウェブスパムに対しては人間が手動で対策することもあります。
法的処置
著作権侵害や児童の性的虐待など法律に基づいて対処することがあります。
日頃から Google 検索の研究に余念がない人にとっては、目新しい情報はありません。
それでも、ひととおり目を通しておくといいでしょう。