[レベル: 中〜上級]
5月18〜19日に米サンフランシスコで、Google I/O 2016が開催されました。
Google I/Oは主に開発者向けたGoogle主催のカンファレンスですが、検索関連のセッションも提供されます。
英語版のウェブマスター向け公式ブログが、Google I/O 2016で発表・紹介があったGoogle検索の8つの新しい機能について概要を紹介しました。
僕のブログでこれまでに解説したことばかりです。
Google I/Oには参加していませんが、どんな新機能が紹介されたのかをこの記事で一緒に見てみましょう。
1. リッチカードの導入
リッチスニペットの発展形としてリッチカードが導入されました。
詳細はこちらの記事で解説しています。
リッチカード関連リソース
2. Search Consoleの新しいレポート
Search Consoleに新たなレポートが2つ追加されました。
- リッチカード レポート
- 検索アナリティクスの「検索での見え方」フィルタ
リッチカード レポートについてはこちらの記事で解説しています。
検索アナリティクスの「検索での見え方」フィルタはこちらの記事で解説しています。
なお現在はAMPだけのフィルタですが、ほかのタイプのリッチカードでのフィルタも今後導入する予定です。
Search Consoleの新レポート関連リソース
- Check the number of indexed cards
- We've just started rolling out a change in Search Console's Search Analytics feature
3. リアルタイム インデックス
正真正銘、リアルタイムにコンテンツをインデックスし検索結果に表示する仕組みをGoogleは準備中です。
まだ始まったばかりの試みですが、今年夏後半からパイロットテストが始まります。
リアルタイムインデックスについてはこちらの記事で解説しています。
4. Accelerated Mobile Pagesの更新
Accelerated Mobile Pages (AMP) が導入され、機能や対応サービスが更新されています。
ニュースカルーセルとGoogleアプリで利用できるようにもなりました。
Google I/Oで紹介があったAMPの更新については、こちらの記事で解説しています。
AndroidのGoogleアプリもまもなくAMPをサポートする予定です。
5. 新しい構造化データテストツール
構造化データテストツールが新しくなり、改良されました。
新しい構造化データについては、こちらの記事で解説しています。
新しい構造化データテストツールの関連リソース
6. App IndexingのFireabase移行
App IndexingがプラットフォームをFirebeseへ移行しました。
名称もGoogle App Indexing から Firebase App Indexing へと変わっています。
今のところApp Indexingの機能や実装方法には変更はありませんが、今後はFirebaseとの統合が進むでしょう。
App IndexingのFirebase移行については、概要をWeb担当者Forumの連載コラムで解説しました。
Firebase App Indexingの関連リソース
7. App Streaming
App Streaming(日本語だと「アプリ ストリーミング」でしょうか)は、アプリをダウンロードすることなく、検索結果経由でアプリを実行できる機能です。
米国でベータテストが始まっています。
App Streamingについては、こちらの記事で解説しています。
App Streamingの関連リソース
8. デベロッパードキュメントサイトの刷新
Google Developersサイトの検索カテゴリが刷新されました。
よりわかりやすくなっています。
記事では解説していないので、ご自身で確認してください。
今のところは英語ページが新しくなっています。
以上です。
Google I/Oのセッションにわざわざ参加しなくても、僕のブログを読めば何が起こったのか知ることができるとは、便利な世の中になりましたね。w