[レベル: 中級]
About this result 機能が日本語でも利用できるようになりました。
日本語名は「この結果について」です。
次のプロダクトで「この結果について」機能を利用できます。
- PC 検索
- モバイル検索
- Google アプリ
About this result とは
About this result は、検索結果に出てきたコンテンツの掲載元サイトに関する情報を提供する機能です。
2021 年 2 月に米 Google の英語検索で導入されました。
同年 6 月にはすべての国の英語検索で利用できるようになりました。
今年後半には 8 言語へ提供を拡大することを Google は発表しており、そのなかには日本語も含まれていました。
日本語検索の「この結果について」
日本語での「この結果について」機能の利用方法は英語の場合と同じです。
検索結果の縦 3 点ドットをクリック/タップすると出現します。
こちらは Google についての「この結果について」です。
次の情報が「この結果について」で提供されます。
- ウィキペディアから引用した概要 ※ウィキペディアに登録されている場合
- URL
- HTTPS 接続かどうか
こちらはデジタル庁の「この結果について」です。
ウィキペディアに登録されていないサイトの場合は、Google が初めてインデックスした日を提示します。
広告にも「この結果について」は出てきます。
ただし提供される内容に違いがあります。
英語の About this result では掲載元に関する情報と HTTPS 接続かどうかに加えて次の情報も提供されています。
- その検索結果パーソナライズされているかどうか
- そのコンテンツが検索結果に選ばれた理由
About this result が提供する情報の拡充についてはこちらの記事で紹介しました。
「この結果について」機能の導入をアナウンスした Google Japan 公式ブログの記事に使われているキャプチャには該当する機能が見えます。
したがって、こうした情報も実際には提供されるのかもしれません。
そもそも「この結果について」の導入が昨日(11 月 1 日)で、段階的に展開しています。
検索結果にまだ出てこない人もいるように思います。
僕もシークレットモードでの検索を何度も繰り返してようやく体験できました。
信頼性にかかわる情報を提供する
「この結果について」の役割を Google は公式ブログ記事で次のように述べています。
検索結果の情報がウィキペディアに記載されている場合は、そのサイトに関する最新で検証済みかつソースが特定されている情報であるウィキペディアの情報が表示されます。これにより、検索結果として初めて目にするサイトが表示された場合などでも、より安心してリンク先にアクセスすることができます。これは、特に健康情報や金融情報などといった重要性の高い情報を探している場合などに特に便利にお使いいただけます。
膨大な情報がウェブには溢れています。
誤った情報も少なくありません。なかには事実とは異なる情報を意図的に流すフェイクニュースもあります。
Google の協力のもと実施された調査によれば、すべての世代にわたって、オンラインで得る情報の正当性を検索ユーザーは気にかけています。
信頼がおけるソースからの情報であるかどうかを調べることに「この結果について」は役立ちます。
英語の About this result は昨年リリースされて以来、世界中で 24 億回以上使用されているとのことです。
気付きにくい機能なので、同じユーザーが何度も繰り返し使っているのではないかとも疑いたくなりますが、利用されているのは確かなことでしょう。
「この結果について」で、自分のサイトがどのように表現されているのかを確認しておきましょう。
ユーザーに信頼感を与えているでしょうか?