求人情報構造化データのjobLocationプロパティにはaddressCountryが必須に

[レベル: 上級]

JobPosting(求人情報)の構造化データのマークアップ要件を Google は更新しました。

jobLocation プロパティを設定している場合は addressCountry の指定が必須になりました。

addressCountry 指定をドキュメントに明記

jobLocation プロパティに関係する説明の 2 箇所に次の指示が追加されています。

Note that the addressCountry property must be specified if this [jobLocation] property is used.

Note that you must include the addressCountry property [in jobLocation property].

日本語ドキュメントはまだ更新が入っていません。
日本語に訳すと、次のようになります。

このプロパティ(jobLocation)を使用する場合は addressCountry プロパティを指定しなければならないことに注意してください。

jobLocation プロパティには)addressCountry プロパティを含める必要があることに注意してください。

こんな感じですかね。

"jobLocation": {
  "@type": "Place",
  "address": {
    "@type": "PostalAddress",
    "streetAddress": "虎ノ門4-1-1",
    "addressLocality": "港区",
    "addressRegion": "東京",
    "postalCode": "105-6923",
    "addressCountry": "JP"
  }
}

addressCountry がないと、しごと検索に掲載されなくなるかも

JobPosting 構造化データで jobLocation プロパティに addressCountry を指定していないと、しごと検索に掲載されなくなる可能性が高そうです。

Search Console の求人情報レポートでもエラーとして報告されるかもしれません。

この記事を書いている時点では、 addressCountry が欠けていてもリッチリザルト テストでは警告は出ませんでした。
近いうちに要件変更に対応すると思われますが、注意が必要です。

ドキュメントにあるコードのサンプルには、addressCountry が以前から含まれています。
サンプルを参考にしてマークアップしていれば addressCountry を記述しているはずですが、念のため確認してください。
もし addressCountry が未指定であれば追加します。