[レベル: 上級]
Google 検索セントラルのウェブサイトに AI の機能が試験導入されました。
サイドパネル チャットで要約、会話
一部のページでは、ページの右にサイドパネルが出現します。

「Info」には、そのページの目次と概要が書かれています。

目次は見出しタグから引っ張ってきているようです。
概要は、生成 AI が作成していると思われます。
「Chat」は、AI とチャットできます。
日本語ではうまく機能しません。

英語だときちんと会話できます。
AI チャットが指示や質問に回答してくれます。

「このページについて質問する」と書かれていますが、実際には、チャットの内容はそのページに関係なくても構いません。
任意のトピックで話せます。
「API」では、Google Develpers で提供されている API を探せます。

サイト内検索に「ミニ SGE」
サイト内検索にも、生成 AI の機能が試験実装されました。
サイト内検索すると、検索結果の上にクエリに対する概要説明を生成します。
[重複コンテンツとは] で検索すると、重複コンテンツの概要がトップに生成されました。
「AI Powered」と書かれています。

サイト内検索バージョンの SGE のような感じです。
キャプチャでは日本語で検索して日本語で回答が返ってきていますが、英語で概要が生成されることもしばしばです。
[コア アップデートで順位が下がった時の対処方法] を尋ねました。

サイドバーもそうですが、基本的に英語でのやり取りの方がうまく機能します。
なお、ハルシネーションはここでも付きものです。
[how to implement rich results for animals](動物のリッチリザルトの実装方法)を検索しました。

1. Identify the type of animal
(動物の種類を特定する)
動物のリッチリザルトなんて Google はサポートしていません。笑
もっとも試験機能なので不具合があるのは、いた仕方ありません。
フィードバックを集めている段階です。
サイドパネル チャットはデベロッパー プロフィールに登録して利用開始
サイドパネル チャットは、検索セントラル特有の機能ではなく、Google デベロッパーサイト 全体に導入された機能です。
利用開始するには、デベロッパー プロフィールが必要です。
詳細はヘルプ記事を参照してください。
生成 AI のサイト内検索の機能もデベロッパー プロフィールが必要なのかどうかはわかりません。
一部のユーザーだけの限定公開の可能性もあります。
Google の AI 活用は今後もさまざまな場所、用途に広がっていきそうです。