[レベル: 中級]
AI Overview を日本でも一般公開することを Google は発表しました。
日本語名称は「AI による概要」になるようです。
米国では 5 月に一般公開されていました。
しかしながら、日本で AI Overview を利用するには現時点では Search Labs からオプトインする必要があります。
オプトイン不要、日本を含む 6 か国に拡大
Google によれば、米国ユーザーの AI Overview に対する反応は好感触だったそうです。
米国での導入以来、「AI による概要」を活用する人々は検索をより頻繁に利用しており、検索結果に対してより満足していることがわかっています。複雑なトピックに関する情報を求めている場合に、より高いエンゲージメントと、継続的な AI による概要の活用がみられます。さらに、18 ~ 24 歳の若い利用者層は、AI による概要を検索で活用することで、エンゲージメントがさらに高まることがわかりました。
米国での広範囲なテストと肯定的なフィードバックに基づいて、日本を含む次の 6 か国に AI Overview の一般公開を拡大することになりました。
それぞれの国の言語にも対応します。
- 日本
- 英国
- インド
- インドネシア
- メキシコ
- ブラジル
展開の進行について Google は次のように述べています。
各国への展開は、検索の情報品質に対する高い基準を維持することに重点を置き、今後、数週間かけて段階的に展開する予定です。
日本への展開は決定したものの、今すぐいっせいにということではないようです。
僕の環境では、オプトインしていないユーザーでの AI による概要は確認できていません。
AI Overview からサイトへのアクセス確保
AI Overview のレイアウトが改良され、検索中に関連ウェブサイトをチェックする方法が加わりました。
AI Overview が生成した概要の各段落の最後にリンクアイコンが付きます。
そのリンクアイコンをクリックすると、関連するコンテンツが右側に表示されます。
情報源を調べたり、さらに詳しい内容を知りたい場合に関連ページに容易にアクセスできます。
モバイル検索では、リンクアイコンに加えて、関連コンテンツを掲載しているサイトのファビコンが概要の上に表示されます。
ファビコンをタップすると、それらのサイトの関連コンテンツが提示されます。
関連コンテンツをわかりやすく表示するレイアウトは 7 月にテストされていました。
AI Overview を利用できる国と言語で正式に導入されています。
AI Overview の一般公開によって、検索トラフィックが減るのではないかという懸念がつきまといます。
しかし、AI Overview の概要生成に利用されさえすれば、関連コンテンツの提示により、むしろトラフィックが増える可能性も出てきました。
期待したいところです。
なお、米国では AI Overview の結果を保存する機能も正式に導入されました。
保存機能は日本では今の時点では利用できないようです。
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