WordPressブログをAMP対応させる公式プラグインのバージョン1.0ベータ版が公開。“ネイティブAMP”が実現

[レベル: 上級]

WordPress ブログを AMP 対応する公式プラグインの v1.0 ベータ1がリリースされました。

今までのバージョンは、0.x であり、1.0 にすら到達していませんでした。
バージョン 1 の最大の特徴は “Native AMP”(ネイティブ AMP)の実現です。

通常ページと同一のネイティブ AMP

正式版として現在インストールできる AMP プラグインは、デザインや機能が通常のモバイルサイトとは完全に一致していません。
一般的に、デザインは簡素になるし、メニュー表示やコメント投稿などの機能が使えなくなる場合も少なくありません。

しかし、ネイティブ AMP では通常のモバイルサイトとほぼ100%同一のデザイン、機能をプラグインで変換された AMP ページでも実現します。

が通常のモバイル版ページです。
が v1.0 ベータ1 プラグインで変換した AMP 版ページです。

モバイルページ vs. AMPページ

まったく同じですね。

右上にあるハンバーガーメニューで出現するメニュー内容も同じです。
サイト内検索ももちろん機能します。

モバイルページ vs. AMPページ

発見できた唯一の違いは、記事下に設置されたソーシャルシェアのボタンのデザインでした。

モバイルページ vs. AMPページ

しかし、些細な違いであり、モバイル版ページと AMP 版ページは 100% に近い同じ体験を提供しています。

プラグインが完全自動変換

v1.0 プラグインはネイティブ AMP として、モバイル向けページのデザインを崩すことなく、AMP ページに変換します。

通常ページで JavaScript を使用して実装している機能は、AMP コンポーネントに変換して同等の機能を提供します(AMP では許可されていない JavaScript は使えないので、そのままでは動かないし、無効な AMP になる)。

今までであれば、デザインの修正や機能の変換は自分で修正しなければなりませんでした。
しかし、v1.0 プラグインはこれらを完全に自動で処理してくれます。

プラグインを使って AMP 対応するのは楽だけど、デザインが簡素になってしまうし機能も欠けてしまう、こんな不満を v1.0 からは解決できます。

ベータ版なので WP 公式サイトのプラグインディレクトリにはまだ公開されていません。
いち早く試してみたい方は、GitHub からダウンロードできます。

公式サイトのアナウンスもご覧ください。

一般のサイト管理者は正式公開を楽しみに待ちましょう!