AMPプロジェクトが第3四半期のロードマップを更新、ECサイトでのAMPサポートを目指す

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AMPプロジェクトは、第3四半期 中間ロードマップを更新しました。

ロードマップには、その期間にAMPプロジェクトが集中的に取り組む、新機能の追加や機能の改善に関する予定と進捗が示されています。

ECサイトでの利用が想定されている機能のサポートが、第3四半期のロードマップには含まれています。

ECサイトでの利用を想定したAMPの新機能

ECサイトのAMP対応の普及を目的に、新しい機能の開発に取り組むことになっています。

たとえば、次のような機能をECサイトのAMPページで利用できるようにします。

  • フォーム
  • サムネイル画像ギャラリー
  • アクセス解析

フォーム

AMPページでフォームを使えるようにします。
<form><input> に相当する機能がECサイトでは必須です。
こうした機能を含むフォームに必要な仕組みを amp-form という拡張仕様によって、AMPページでも利用可能にしていきます。

サムネイル画像ギャラリー

ECサイトでよく使われる、サムネイル画像を並べて、1つをタップするとその拡大画像を表示する機能をAMPページでも提供します。

Amazonで使われている、拡大画像用のサムネイル画像ギャラリー

アクセス解析

ECサイトでは、ほかの業種のサイトでは取得しないような解析データが必要になってきます。
ECサイトで必要な、イベントトラッキングや商品情報の取得などECサイト向けのアクセス解析を可能にしていきます。

ECサイトでは、eBayが先行して試験的にAMP対応を始めています。
しかし、AMP化したのは商品一覧ページです。
コンテンツがほとんど変化せず、「カートに入れる」のようなユーザーからのアクションは発生しません。
ニュース記事と同じ、AMPと相性がいい静的なコンテンツと言えます。

そうではなく、商品詳細ページで購入ができる状態のAMPページを提供するための取り組みが本格的に始まりました。

通常の検索結果にAMP対応ページを表示する開発プレビューのモバイル検索をGoogleは先日公開しました。
プレビュー版ではなく実際の検索でのテストも始まっています。

Googleが着々とAMPサポートを拡大させるなか、AMP対応したくても必要な機能を提供できないために歯がゆく感じているサイト管理者もいることでしょう。
AMPのECサイト機能サポートをこの記事では取り上げましたが、ECサイト以外でもよく使われる機能のAMPサポートも少しずつ始まっています。

通常のスマホ向けページと同じユーザー体験をAMPページでも提供できるようになれば、AMP対応へのハードルがずいぶんと低くなります。
今後のAMPの発展に期待しましょう。