AMP HTMLが有効かどうかを簡単にチェックできるChrome拡張、AMP Validatorが公開

[レベル: 中級]

AMPプロジェクトは、AMPページのAMP HTMLが有効かどうかを簡単に調べられるChrome拡張を公開しました。
AMP Validator と言います。

AMP Validator

AMP Validatorの使い方

AMP Validatorの使い方を説明します。

もっとも、インストールするだけで設定は不要で使い方は簡単です。

インストールするとツールバーにアイコンが表示されます。
閲覧中のページの状態によってアイコンが変化します。

AMPと無関係

AMPとは何も関係がない(普通の)ページでは灰色のアイコンが表示されます。

AMP関係なし

対応するAMPページあり

閲覧しているページはAMPページではないけれどそのページに対応するAMPページを検出した場合は、リンクのマークが付いた青の青のアイコンになります。

対応するAMPページを検出

アイコンをクリックするとAMPページに直接移動できます。

rel="amphtml" がHTMLソースに存在するかどうかを調べて、存在した場合はこのタグが指定するURLに飛ばしているのでしょう。

有効なAMPページ

AMPページを閲覧していて、AMP HTMLが完全に有効な場合は緑色のアイコンが表示されます。

有効なAMPページ

この状態であれば、AMP HTMLとしては何も問題ありません。
仕様に100%準拠しています。

ただし、Google検索に掲載されるために必要な構造化データまではチェックしません。
あくまでもHTMLの文法チェックです。
構造化データは構造化データテストツールで別途確認します。

AMPエラーを検出

AMPページを閲覧しているものの、AMP HTMLにエラーを検出した場合は赤色のアイコンに変わります。
数字は、見つかったエラーの数を示します。

AMP HTMLのエラーを検出

アイコンをクリックすると、エラーの詳細を知ることができます。

AMP HTMLの詳細

AMP HTMLが有効かどうかは、ChromeやFirefoxでAMPページのURLに #development=1 を付けてコンソールツールを開けば確かめられます。

でもこの記事で紹介した拡張を使えば、AMP HTMLが有効かどうか、エラーがあった場合はどんなエラーなのかをアイコンを見るだけで簡単に調査できます。

一般のウェブ担当者が常時使うようなツールではありませんが、AMPを導入する段階で利用すると便利でしょう。
一方、AMP対応をサポートするコーダーやコンサルタントは頻繁にお世話になるツールになるかもしれません。

AMP Validatorのインストールはこちらからどうぞ。