[レベル: 初〜中級]
今年の4月に導入したモバイルフレンドリーアルゴリズムをGoogleは更新しました。
コンテンツの大部分を覆い隠す、アプリのインストールインタースティシャルが、検索結果から移動した際に表示される場合は、そのページをモバイルフレンドリーとはみなされなくなります。
11月1日から実施することを9月に予告していた更新です。
Google+で導入開始をアナウンス
Googleウェブマスターの公式アカウントが導入の開始をGoogle+でアナウンスしました。
An update to the mobile-friendly algorithm
Starting today, pages with an app install interstitial that hide a significant amount of content on the transition from the search result page won’t be considered mobile-friendly.
Instead of full page interstitials, we recommend that webmasters use more user-friendly formats such as app install banners. We hope that this change will make it easier for searchers to see the content of the pages they are looking for.
Happy searching!
予告では11月1日からの実施でしたが、1日遅れの11月2日(現地時間)の実施となりました。
モバイルフレンドリーテストも更新
モバイルフレンドリー テスト ツールも更新されました。
アプリインストールのダウンロードを促すインタースティシャルが表示されるページを検証すると、モバイルフレンドリーではないと判断される可能性のある理由の1つとして、アプリインストールのインタースティシャルが指摘されます。
これまでは、「アプリインストールインタースティシャルを使用しない(ベータ版)」として注意を喚起するにとどまっていました。
アプリインストールのインタースティシャルについてよくある質問
2か月間の猶予が告知からあったので、モバイルフレンドリーを阻害するアプリインストールのインタースティシャルを使い続けてきた人は僕のブログ読者にはよもやいないはずです。
したがって軽く受け流すニュースになるでしょう。
アプリインタースティシャルに関してときおり尋ねられる質問に対する回答を最後に書いて、この記事を終わりにします。
Q. 対象になるのはアプリのインストールを促すインタースティシャルだけ?
A. 現状では、アプリのインタースティシャルだけが対象です。
その他のタイプ、たとえば広告のインタースティシャルは対象外です。
そのインタースティシャルがアプリインストールなのかそうではないのかをGoogleは判断しているとのことです。
もし、アプリインストールではないインタースティシャルなのにモバイルフレンドリーではないと判断される要因になっていたらGoogleにフィードバックするといいでしょう。
反対に、アプリインストールのインタースティシャルが表示されているのにモバイルフレンドリーとしてみなされているページを発見したときもフィードバックしましょう。
Q. ページのほぼ全部を覆っているインタースティシャルが対象だよね?
A. 公式アナウンスでは次のように説明しています。
コンテンツの大部分を覆い隠すアプリ インストール インタースティシャルが表示され、
※強調は僕による
ですが、ページの半分くらいのインタースティシャルでもモバイルフレンドリーではないと判断されるページを見たことがあります。
そのページを今確認したら、インタースティシャルをもう表示していないので現状の判断がどうなっているかはわかりません。
僕の個人的な意見としては、ページの大部分でなくても「閉じる」というアクションを起こさないとコンテンツを閲覧できないようなインタースティシャルは避けたほうが無難でしょう。
また、アプリインストールでなければ、ユーザー体験を損なわないということでは決してありません。
目的が何であれ、ユーザー体験を損ねそうなインタースティシャルは使わないことを僕は強く、強く推奨します。
Googleに嫌われないとしても、ユーザーに嫌われます。
Q. そうはいっても、アプリのダウンロードを促進させるのは重要。どうすればいいのさ?
A. 代替策として、アプリインストールバナーを使うようにGoogleは推奨しています。
アプリインストールバナーの詳細はこちらを参照してください。
- Safari – スマートバナー
- Chrome – ネイティブアプリ インストールバナー
ユーザー体験を損ねないように、アプリをプロモーションしてください。