[レベル: 上級]
Googleアプリを使うと、音声でさまざまなアクションを実行できます。
サードパーティ製のアプリでのアクションを実行させることもできます。
Googleアプリで実行可能な音声アクションに対応するサードパーティ製アプリを普及させるために、アクションの種類のアイディアの募集もGoogleは始めました。
Googleアプリから音声でアクションを実行
Googleアプリでは、音声でさまざまなアクションを実行できます。
たとえば、「Bluetoothをオンにして」と発声すると端末のBluetoothをオンにできます。
(上のキャプチャでは設定画面へのダイアログボックスが見えていますが、話した後にすぐに設定画面が開きます。またAndroid 5.x Lollipopでは、自動的にオンになります。)
音声でアプリを開くこともできます。
たとえば、「Googleマップを開いて」と話せば、Googleマップのアプリが開きます。
Google製ではないアプリにも対応しています。
(このキャプチャでもクックパッドを開くためのダイアログボックスが見えていますが、話した後にすぐにクックパッドが起動します)
インストールしているすべてのアプリを開くことができるそうです。
でもアプリとしてうまく認識してもらえず普通にウェブ検索されてしまうこともあります。
この他にも、Googleアプリではさまざまなアクションを実行可能です。
なお、音声検索は“OK, Google(オーケー、グーグル)”とスマホに話しかけることで起動できますね。
サードパーティアプリでアクションを実行
サードパーティ製のアプリでアクションを実行することも可能です。
パイロットケースとして、2014年10月に特定のパートナーのアプリでの運用が始まりました。
たとえば、“Show me hotels in Miami on TripAdvisor”(マイアミのホテルをトリップアドバイザーで見せて)と音声で話すと、旅行アプリのトリップアドバイザーでのマイアミのホテルの検索結果を直接実行できます(もちろん、トリップアドバイザーのアプリをインストールしておかなければなりません)。
トリップアドバイザーのほかにも、“listen to NPR” と話して音楽アプリのNPRを開いて音楽を聴いたり、“Show me my on Instacart” と話してショッピングアプリのInstacartで注文の状況を見たりと、音声アクションに対応しているアプリがいくつもあります。
追加の音声コマンドを募集
さらに多くのアプリで音声アクションを利用してもらうために、どんなアクションを実行させたいかのアイディアを募集しています。
ただしアプリの音声アクションは、今のところ英語だけのサポートになります。
英語でも利用できるアプリを提供しているアプリ開発者は応募してみるといいかもしれません。
アプリでの音声アクションの具体的な設定方法についてはこちらの公式記事をご覧ください。
日本語も早くサポートして、「オーケー、グーグル。茄子入り納豆とろろそばのレシピをクックパッドで見つけて」と言えるようになるといいですね。
今日の記事は「検索」というトピックではないし、まして「SEO」とも関わりがありません。
でも、Googleが今最も注力している「モバイル」と「アプリ」、「音声」という観点から僕には興味深いことだったのでブログに書いておくことにしました。
文字入力ではなく音声によって、Googleアプリで“探せる”ことが非常に増えています。
一例をこのページでGoogleは紹介しています。
英語ページですが、なかには日本語に訳しても利用できるものもあります。
音声によるのGoogle検索はもちろんとして、音声とアプリの連携も今後はますます発展していきそうです。
P.S.
アプリの音声アクションをサポートするのは、AndroidのJelly Bean以上 + Googleアプリv3.5以上です。
iOSでは利用できません。