[レベル: 中級]
「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」についての指針を示すドキュメントに “Who, How, and Why“(誰が、どのように、なぜ)に関するガイダンスを Google は追加しました。
日本語ドキュメントにはまだ更新が入っていませんが、重要なガイダンスなのでこの記事で紹介します。
【UPDATE (2023/02/21)】
日本語ドキュメントも更新されています。
コンテンツについて「誰が、どのように、なぜ」を問う
ガイダンスのセクションタイトルは『コンテンツについて「誰が、どのように、なぜ」を問う』です。
次の導入文で始まります。
私たちのシステムが求める報酬に沿うようにするための方法として、「誰が、どのように、なぜ」という観点でコンテンツを評価することを考慮してください。。
まず、Who(誰)についてのガイダンスです。
誰が(コンテンツを)作成したのか
コンテンツの E-E-A-T を直感的に理解するのに役立つものは、誰が作ったのかが明確な場合です。それは、「誰が」を考えることです。コンテンツを作成する際に、「誰」に関連する自問自答すべき質問をいくつか挙げます。
- コンテンツを作成したのが誰であるかが、訪問者にとって自明であるか?
- 訪問者が期待するかもしれない場合、著者名を表記してあるか
- 著者名は、著者や著者の背景、書いている分野についての詳細な情報へとつながっているか?
誰がコンテンツを作成したかが明確に示されていれば、E-E-A-T のコンセプトに合致しており、成功への道にあると言えます。読者が期待する場合、著者名などの正確な著者情報をコンテンツに追加することを強く推奨します。
次は、How(どのようにして)についてのガイダンスです。
どのように(コンテンツが作成されたのか)
コンテンツがどのように作られたのかを知ることは、読者にとって有益です。これは、あなたのコンテンツに含めることを検討すべき「どのように」です。
例えば、製品レビューであれば、試した製品の数、試した結果がどうだったか、どのように試したかなどを、写真などの関連した証拠とともに、読者に理解してもらえば信頼関係を構築することができます。これは、「質の高い製品レビューを書く」のヘルプページで詳しく紹介しているアドバイスです。
多くの種類のコンテンツには、「どのように」の要素が含まれることがあります。自動化されたコンテンツ、AI 生成されたコンテンツ、AI 支援されたコンテンツなどがこれにあたります。関係するプロセスについて詳しく説明することで、読者や訪問者は、自動化が果たしたユニークで有用な役割をよりよく理解できるようになります。
コンテンツの生成に自動化が大幅に使用されている場合、以下のような質問を自分自身に問いかけてみてください。
- AI を含む自動化の利用は、情報開示や他の方法で訪問者に自明であるか?
- コンテンツの作成に自動化や AI が使用された背景を説明しているか?
- コンテンツ制作に自動化や AI が有用とされた理由を説明しているか?
全体として、AI や自動化の開示は、「これはどのように作られたのか?」と誰かが考える可能性があなコンテンツに有効です。合理的に予想される場合には、これらを追加することを検討してください。詳しくは、ブログ記事と FAQ をご覧ください: AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス
最後は、Why(なぜ)に関するガイダンスです。
なぜ(そのコンテンツが作られたのか)
「なぜ」は、おそらく、コンテンツについて答えるべき最も重要な質問でしょう。そもそも、なぜ作成されているのでしょうか?
その「なぜ」は、主に人の役に立つコンテンツ、訪問者が直接あなたのサイトに来た場合に役立つコンテンツを作成していることであるべきです。そうしているなら、一般的に E-E-A-T に合致しており、私たちのコア ランキングシステムが評価するものと一致しています。
もし、「なぜ」が、検索エンジンの訪問者を引き付けるためにコンテンツを作っているのであれば、それは、私たちのシステムが評価するものとは一致しません。検索順位を操作することを主な目的として、AI 生成を含む自動化を使用してコンテンツを作成する場合、それは私たちのスパムポリシーに違反します。
あなたは、「誰が、どのように、なぜ」を常に念頭に置いてコンテンツを作成できているでしょうか?