Googel Search On 2020: 自動生成キーモーメントとGoogleレンズ新機能

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Google がオンライン開催した Search On 2020 イベントでは検索にかかわるさまざまな機能や改良が発表されました。
昨日の記事では、検索にダイレクトに影響する Passage Indexing を紹介しました。
今日の記事では、動画と画像に関する新機能を紹介します。

自動生成キーモーメント

Key Moments(キーモーメント)は、検索結果で、動画の特定の場所から再生できる機能です。
見出しと再生時間のクリップが表示されます。

キーモーメント

自分が見たい部分だけを動画の中から探すのは骨が折れます。
キーモーメントは、どこにどんなシーンがあるかを簡単に見つけられる機能です。

キーモーメントを表示するには、YouTube 動画の場合は、再生時間とその場所の見出しを説明に書きます。

キーモーメント

自分のサイトで公開する動画の場合は構造化データを構成します。

YouTube にしても構造化データにしても、キーモーメントには動画作成者の作業が必要です。

しかしキーモーメントを Google は自動生成するようにしました。
Computer Vision(コンピュータ ビジョン)と音声認識の 2 つの AI 技術を組み合わせて動画の内容を理解できるようになったのです。

テストはすでに始まっています。
2020 年の終わりまでには 10% の検索で自動生成キーモーメントが使われると見込んでいます。

Search On 2020 での紹介はこちらです。

Google レンズで類似アイテム検索

Google レンズで類似アイテムを探すことができます。

Google レンズで類似アイテム検索

気になる洋服やバッグを見かけたときに、同じようなアイテムを Google レンズで検索できます。
従来は、カメラに写したりスクリーンショットを撮ったりする必要がありました。

別の方法を利用できるようになりました。
ウェブページを閲覧しているときに気になる商品を画像で見つけたとします。
その画像を長押しすることで Google レンズを起動して類似アイテムを検索できます。

⬇のセーターを言葉で表現して検索するのは難しいですよね?

黄色のセーター

Google レンズであれば画像で画像を直接検索できます。

さらに、そのアイテムとコーディネートすると似合うスタイルも Google レンズは提案してくれます。

Google レンズ

Google レンズのこの新しい機能は来月(11月)に始まる予定です。

Search On 2020 での紹介はこちらです。

自動生成キーモーメントは、動画クリエイターにとっては作業を軽減できる改良になりそうです。
何もしなくてもクリップを Google が作ってくれます。

ユーザーとしてはもちろんお目当てのシーンを探しやすくなる便利な機能です。

Google レンズの類似アイテム検索は EC サイトにプラスに働くでしょう。
ユーザーがこの機能の使い方に慣れればの話になりますが、Google レンズ経由でも見込み客を集められます。
そのアイテムを身に着けたおすすめのコーディネートの高品質な画像を準備しておくと良さそうです。

言葉で表しづらいものを探せるので、ユーザーにも便利な機能です。