検索クエリ変化率の表示やパラメータ処理の拡張などの機能拡張が行われたばかりのGoogleウェブマスターツールに、またGoogleは改良を加えました。
バックリンクレポート機能の改良です。
「リンク数の最も多いリンク元」、「最も多くリンクされているコンテンツ」、「データのリンク設定」の3つのセクションに分かれています。
1つ目の「リンク数の最も多いリンク元」セクションはバックリンク元をドメイン単位で集計しています。
「詳細」リンクをクリックすると自サイト内のページにリンクしているドメイン上位1,000 件を見ることができます。
各ドメインの「+ボタン」を展開すると、自サイト内のどのメージにそのドメインからリンクがもっとも集まっているのかを知ることもできます。
さらに「詳細」をクリックすると、そのドメインから自サイトのどのページにどのくらいの数のリンクが張られているのかを確認できます。
多様なドメインから被リンクを集めるドメイン分散や下層ページへのディープリンクがGoogleでは重要な要素になっていそうなので、自分のサイトの被リンク状況を知るのにこのセクションのレポートは役立ちそうです。
2つ目の「最も多くリンクされているコンテンツ」セクションでは、バックリンク数の多いページの上位1,000件を見ることができます。
「+ボタン」を展開すると、各々のページが集めているリンク元のドメインを知ることもできます。
ドメインをクリックすると、そのドメインのどのページからリンクが張られているかを確認できます。
Googleウェブマスターツールで見えるバックリンクは301リダイレクトされていた場合レポートに反映されない仕様になっていました。
しかし、今回の改良では301リダイレクトと302リダイレクト経由のリンクであってもレポートに表示するように、再度仕様が変わったそうです。
3つ目の「データのリンク設定」セクションではバックリンクのアンカーテキストを確認できます。
ターゲットにしているキーワードがどのくらいアンカーテキストに含まれているか、自然なアンカーテキストになっているかチェックしましょう。
Yahoo!検索サイトエクスプローラーがまもなく終了予定のため、バックリンク調査に不便を感じるサイト管理者も出てくることでしょう。
自分の管理サイトのバックリンクはGoogleウェブマスターツールでしっかり管理しておきたいものです。