[レベル: 初〜中級]
画像検索結果のサムネイル画像に“バッジ”を表示する機能を導入することを Google はアナウンスしました。
レシピと動画、商品およびアニメーション GIF の画像がサムネイルに表示されたときは、特別なラベルがバッジとして付けられます。
画像検索結果のバッジ
こちらは、公式アナウンスに掲載されている実際の様子のキャプチャです。
矢印の先にバッジが付いています。
これは 「cupcakes」（カップケーキ）の画像検索結果です。
カップケーキの画像がサムネイルで並んでいます。
レシピを紹介するページのカップケーキの画像には、Recipe バッジが付きます。
カップケーキの動画の場合には、再生時間がバッジとして付きます。
商品とアニメーション GIF の例は出ていないので、どんなバッジになっているのかは不明です。
レシピでも動画でも商品でもアニメーション GIF でもない普通の画像の場合には、バッジは付きません。
つまり、特定のジャンルのサイトの画像を探しているユーザーは、サムネイルのバッジを手がかりにして自分が求めている種類の画像かどうかを判断できます。
カップケーキを作りたいけど、カップケーキといってもいろいろあるから写真でまずイメージを膨らまそうかと考えたとします。
そこで画像検索して作ってみたいカップケーキの写真を見つけたとして、それが（作り方も載っている）レシピサイトの画像なのか、それとも単なるカップケーキの画像なのかをユーザーはバッジで区別できるわけです。
自分に似合いそうなクールなサングラスを画像検索して、それが商品として購入できるのかどうかも検索結果のサムネイルに付けられたバッジでわかるようになるでしょう。
【UPDATE】
日本の画像検索でも確認できました。
こちらはレシピと動画のバッジです。
こちらは商品のバッジです。
こちらはアニメーション GIF のバッジです。
構造化データでバッジ付与
画像検索のサムネイルにバッジを表示させるためには、構造化データを設定します。
今まで必要でなかったプロパティを新たに追加する必要はありません。
言い換えれば、必須および推奨のプロパティは今ままでと変わりません。
したがって、すでにこれらの構造化データを実装していれば、バッジが付与されるチャンスがあります（ただし構造化データを設定していたらからといって、必ずバッジが付くわけではない）。
アニメーション GIF は例外で、構造化データは不要です。
Google のアルゴリズムが自動で検出します（こちらもバッジは約束はされず、最終的には Google 任せ）。
バッジ機能は、Android 版 Google アプリとモバイル検索に導入されます。
ただ展開は始まったばかりのようで、この記事を書いている時点では僕はまだ体験できていません。
体験できたら画像を追加します。
【UPDATE】
追加済みです。
構造化データを利用したモバイル画像検索の機能の拡充に Google は力を入れているように思います。
最近では次のような機能をリリースしています。
特に EC サイトとレシピサイトは構造化データを確実に実装したいものです。
画像検索でのプレゼンスを増すことにきっと役立つでしょう。