Bingディープ検索が広範囲でテスト中。遅過ぎて使いものにならない?

[レベル: 上級]

Microsoft Bing は広範囲で Deep Search をテストしているようです。

Deep Search は、GTP と連携し、クエリに込められた潜在的な検索意図を推測して、関連する検索を提案する機能です。
昨年 12 月に発表以来、一部のユーザーを対象に限定的に試験公開されていました。
少しずつ、提供範囲を広げているようです。

Deep Search を僕も体験できたので、どんなふうなのかをこの記事で紹介します。

ディープ検索で深掘り検索

検索ボックスの右(の Copilot ボタンの隣)に、日本語だと「ディープ検索」というボタンが出ます。

ディープ検索 ディープ検索

ディープ検索ボタンをクリックするとディープ検索が始まり、検索結果の右にディープ検索の結果が表示されます。

こちらは [富士山登山に必要な準備] のディープ検索結果です。

ディープ検索

初期状態では 2 つ目と 3 つ目は折りたたまれています。
展開したところです。

ディープ検索

次の 3 件のトピックに関する検索が提案されました。

  • 富士山登山の基本知識
  • 富士山登山のレンタルサービス
  • 富士山登山のガイド・ツアー

こちらは [春のロンドンおすすめ] のディープ検索結果です。

ディープ検索

次の 3 トピックの検索が提案されました。

  • ロンドン観光の楽しみ方
  • ロンドンの花見スポット
  • ロンドンの春のファッション

2 つ目の「ロンドンの花見スポット」を選択してみました。
すると、「ロンドンの花見スポット」の検索が始まり結果を表示します。

ディープ検索

めちゃ遅い

ディープ検索は、ようは関連検索のサジェストです。
正直なところ、既存のサジェスト機能との違いを特に感じません。

GTP を使っていることで、より包括的で関連性が高いクエリを提案できるのがウリとのことですが、この GPT を使っているというのが逆にクセ者です。

ものすごく遅い🐢

ディープ検索

ディープ検索の実行にまず 30 秒、そして再検索に 30 秒かかります。
つまり、合計で 1 分かかります。
Z 世代ではない昭和世代の僕でもさすがに待てません。

役に立つかどうかは、とにもかくにも速度改善してからの話ですかね。

【UPDATE (3023/3/25)】
全ユーザーに Deep Search が正式に公開されました。