Microsoftの新しい検索サービス「Bing」が、6月3日と発表していた公開日の前に一般公開されました。
ロゴの下に「preview」と入っているので、正式公開前のデモのような感じですね。
日本でも公式アナウンスがありすでに利用可能になっていて、Live SearchへのアクセスとMSNの検索結果はBingにリダイレクトされます。
世界各国でプレビューオープンしているようですが、それぞれの国で機能に違いがあるようです。
日本版は、これまでと比べて特筆する点がまったくありませんが、米国版はデモビデオに見られたような特徴が利用できます。
たとえば、「digital cameras」を検索すると、左サイドバーには関連するカテゴリがメニューに出ます。
カテゴリメニューで「Shopping」を選択すると、レビュー付きの検索結果を表示できます。
購入者のレビューの詳細を読むこともでき、左メニューからは「使いやすさ」「画質」「シャッタースピード」など、さまざまな特徴から絞り込みもできます。
日本のBingはつまらなくて、今までとなんら変化ありません。
(ひょっとしたら変わっているのかもしれませんが、Live Searchを使っていないので気付かないだけかもしれません)
「london」を検索すると、「アトラクション」「観光旅行」「地図」「天気」「仕事」といったカテゴリメニューが並びます。
「london」だけでは、検索者の意図が幅広すぎます。
僕たちのように検索慣れしたユーザーならば、複合キーワードで最初から絞り込めますが、検索の種類をカテゴライズしてあげるのは、一般ユーザーにとって親切な機能ではないでしょうか。
(MSには怒られそうですが)新ブランドになったからといって、検索アルゴリズムが劇的に向上するとは思えません。
したがって、別のアプローチでユーザーをひきつける戦略は正解かもしれませんね。
Bingのプレオープンは、検索マーケティング業界だけではなく、一般のニュースメディアでも話題になっています。
またtwitterでは、Bingアカウントがコメント発信に忙しそうです。
一過性の盛り上がりに終わることなく、ユーザーの心をガッチリつかむのに成功することを期待します。
【UPDATE】
新機能が使えるのは、今のところUSとカナダだけのようです。
日本のBingは、外身だけ変わって中身はLive Searchのままのようです。